以前は半日かかった味噌作り。
前の晩から大豆を仕込んで準備も結構大変。
わが家にとって季節行事のようなものでしたが、最近は10分で気楽に味噌を作れるようになりました。
その秘密の作り方とは?
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元々、味噌を作る手間は、大豆にありました。
乾燥した大豆を水に一晩つけて、翌日1時間くらいかけて煮詰め、更にその大豆をアツアツのうちに砕く。
ここまでの行程が一番大変でした。
しかしです。
最近は、夕飯づくりの合間にちょこちょこっとできるくらい簡単に味噌を作っています。
それは、材料にあります。
その材料は、
「おから」と「豆乳」です。
値引きで手にいたおからでも大丈夫!
「おから」も「豆乳」どちらも、大豆から抽出されたもの。
豆乳や豆腐を作るために出た「おから」を「豆乳」と組み合わせれば、「大豆」になってしまうのです。
更に「塩」と「麹」を混ぜて数ヶ月寝かせると味噌ができあがります。
超簡単手作り味噌の元になる材料
おから→500グラム
豆乳→300グラム
塩→250グラム
麹→1キロ
で、
もし「おからが200グラムしかない」ということならば、他の材料は「500グラム:200グラム=およそ2/5」を用意すれば良いし、「麹が300グラムしかない」ということであれば、他の材料は「300グラム/1000グラム=およそ1/3」用意して混ぜれば良いのです。
超簡単味噌のレシピ
1,おからと塩を混ぜます。
2,1に麹を加えて混ぜます。
3,2に豆乳を加えて混ぜます。
4,3でソフトボール大くらいの玉を作ります。
大きさは特に決まりはありません。だんだん少なくなって、小さいモノしかできなくなったそれでOKです。
これらを、ジップロックに詰めます。
ぎゅーっと詰めて空気を抜いて放置。
どんなに真夏でも常温でOKです。
適当な大きさのタッパーがあればそちらが良いですが、なければジップロックで代用しておき、よさげなタッパーが手に入ったら移し替えましょう。
今年1月に仕込んだ味噌です。
おいしそうな色になっていますね。
あと数ヶ月、今年の夏を越したら食べみるつもりです。
なぜ、味噌を手作りするか?
スーパーに売られている味噌のほとんどが、「酒精」という醗酵を止める薬品が入っています。
元々味噌は発酵食品ですから、醗酵を止めしまったら味噌本来の役目を果たさず、とてももったいないのです。
スーパーに売られている味噌の醗酵を止めている理由は、醗酵し続けている食品をお店に置いておくと、膨張したりしてしまう恐れがあるから。
もし、味噌の醗酵を止めなかったら、膨張して空気がぱんぱんになって、爆発してしまうと大変ですから。
まったくもって売る側の都合で本来の味噌ではない味噌っぽいものが「味噌」として販売されているのが何とも残念。
本来の味噌は、血液をさらさらにしてくれたり、老廃物を排出してくれたり、体の回復を早めてくれたりします。
また、味噌に余った野菜を入れておくと味噌の中で醗酵して、いつまでも腐りません。
そのまま味噌汁に入れて食べれば、野菜をゆでたり切ったりする手間もありませんからとても便利です。
「余った野菜を味噌に入れる??」
「バカ言え、腐っちゃうだろうが!!」
なんて反論もあろうかと思いますが、醗酵している味噌の中に余った野菜を入れると野菜も一緒に発酵してくれます。
味噌漬けになりますからね。
一方、スーパーで売られている「酒精」の入った味噌に野菜を入れてしまったら、味噌も野菜もどちらもダメになってしまうのです。
そんなわけで、味噌作り、10分もかかりませんのでぜひお試し下さい。