シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

実力主義の市場で戦わない

フリーランスで仕事をしていると理不尽なことに見舞われます。

先日もこんなことがありました。

知人

「新しいサービスを立ち上げたから記事を書いてくれない?」

「いいよ」

二つ返事で、2記事ほど納品しました。

それぞれの記事に投入した時間は、リサーチなど含めると10時間以上だったと思う。

 

その後、

知人

「記事を書いてくれない?」

「いいよ」

結構、難しい依頼で、3~4日くらいかけて1記事を仕上げて納品しました。

それから数日して・・

知人よりメールがありました。

 

知人

「先日の記事、他の人が書いたものが採用されたから」

「私の記事は・・・」

知人

「ごめん、また次頑張って」

 

もうその知人とは連絡取りません。

コンペだと知らずに真面目に記事を書いていた私・・・

無報酬で働いていたわけです。

 

その知人が立ち上げたサービスは、企業のサイトの記事を複数のライターに依頼し、ライターが記事を仕上げたものを企業の担当者に選んでもらう、というコンペ方式。

選ばれた記事はアクセス数で報酬が半永久的に入るというものですが、選ばれなかった記事はゼロ円です。

サービス提供者である知人は、ライターに入る記事報酬の3割を得ます。

これは、サービス提供者と実力あるライターのみが美味しい思いをするというもの。

全くの実力主義なのですね。

 

ビジネスの世界は実力主義だし、プロのスポーツ選手の世界は昔から実力主義で鍛えられてきました。

 

しかしですね、私は競争して誰かを蹴落として生き残る世界には住みたくないのです。

 

フリーランスでいるのは、自分の好きな人と好きな時間を共有してお互いのスキルや能力を分かち合い、豊かさも分かち合う。という一緒に仕事をする人たちが満足する形を実現したいからこの道を選んだのです。

 

その知人とは全く価値観が違っていたわけです。

 

強いものだけが勝つ世界にはもう近づきません。

 

そして実力主義の市場では一切戦わないことを改めて誓いましたとさ。