シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

「タカラヅカが好きすぎて。」を読んで分かった、知られざる宝塚歌劇の魅力とは? 

 「そこか!!」
宝塚歌劇の魅力が少し分かりました。

1995年から25年以上ファンだという、細川テンテンさんの「タカラヅカが好きすぎて。」を拝読。


f:id:mayusachi:20180704115432j:image

ファンになるまでのプロセスや、なぜのめりこんでしまうのか?何となく見えてきました。

【スポンサードリンク】

 


私はこれから宝塚ファンになっても良いものか?

まだ少し冷めたところにいるので、宝塚を熱く語るファンの心は未知の世界です。
それゆえ、
どうやってファンになっていくのか?
ファンになったら何をしているのか?
など分かっていませんでした。

細川さんの「タカラヅカが好きすぎて。」によると、徐々にファンになっていく様子が描かれていて、「おぉ、こうきたのか!!」なんてうなってしまいました。

やはり、ファンになっていく心の動きは「恋愛感情」そのもの。
しかも、一方的な「片思い」。
そして、退団するまで忠実にその片思いを貫き通す。

「恋愛感情」だったら、韓流ドラマやジャニーズ、タレントや俳優などのファンと変わりありません。

しかし「宝塚ファン」がそれらのファンと違うのは、「男装している女性に恋している」ところ。

妄想の中で全てが完結してしまえるところ。

女性だけの世界でしか味わえない幸せを味わい尽くしているところなのかも知れません。


女性だけの世界でしか味わえない幸せとは何だろう?

と考えたときに思ったのは、現代の社会システムです。

現代の社会システムは男性が主導するシステムになっていて、支配色が強く、能力誇示、評価主義で競争や分離を好み、物質や知識への偏重が著しい。

そんなルールの中で、女性は男性を支えるのが主な仕事。

それゆえ、男性目線の女性らしさを強いられ、軽んじられる存在になりさがってしまっています。

女性たちの多くは、そんな社会で息苦しさを感じているのではないでしょうか?

女性は、生命や精神性を重んじ、支配よりも協調を尊み、知識よりも直感を大切にする存在。

女性だけの世界には、多少の意地悪や陰口があっても、男性には分からない女性特有の領域があります。

タカラヅカでは、この領域を犯されることなくどっぷり浸かれる。

それは、本当に居心地の良いもの。

愛と平和が果てしなく続く世界、タカラヅカ

宝塚は、舞台の向こうにいる俳優さんも観客もほとんどが女性。

劇場内は女性が好むように作られています。

女子トイレも50コくらいあり、休憩時間にトイレの前に長蛇の列ができても、ズンズン前に進むのですぐに入れます。

そこにいる女性達は、観客も俳優さんも全てが主役で輝いている。

そう思いました。

宝塚歌劇は女性が優遇され、女性が伸び伸び自由でいられる場所ではないかと勝手に推測しました。

創始者の小林十三さんはそのことを分かっていたのかどうか知る術はありませんが、少なくとも女性に対して何らかの敬意を持っていらっしゃった方だからこそできた世界ではないかと思いました。

ジェンヌサンと観客が創る幸せな女性の世界。
タカラヅカの魅力をまた1つ発見しました。