先月梅干し作りに仕込んだ、青梅や南高梅が混じった野生の梅。
山が産み落とした卵!大事に育てて・・・ - シンプルライフ物語
いよいよセカンドステージです。
例年は、土用の丑の日あたりから天日干しに入るのですが、今年は既に真夏が到来。
毎朝、早朝からジンジンと鳴く蝉の声に、「そろそろ」と感じておりました。
さてさて、今年の梅の具合は如何に・・・
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梅干し作りのファーストステージは、山から集めた梅を塩漬けします。
数日で水分が出て、その後、量が減っていきます。
写真を撮り損ねたのでお見せできないのが残念ですが、最初は瓶からはみ出るほどの量だった梅は、半分以下の量になりました。
梅の量を超える分の水分を違う瓶に移します。この水分は「梅酢」として、水で薄めて飲んでも良いし、お料理に「酢」の代用として使うことができます。
梅の量と同じくらいの水分量を残して、赤じそを乗せて放置。この間だいだい2週間くらいと言われますが、梅干しの状態によって変わります。
赤じそは、自分でこしらえても良いですが、質の良いものが安く販売されていますので、毎年こちらを購入しています。
昨年の梅干しは、この準備期間が短かったせいか、皮が固い梅干しになってしまいました。
皮が柔らかくなるまでつけ込むと良いようです。
梅干しの仕込み、開封の儀です。
オープン!
赤じそに覆われた状態。
赤じそを取り除いてみると、、、
まだ青い梅やほんのり赤くなった梅がコロコロと顔を出しました。
赤じそを全部取り除き、
ざるの上に出し、
天日干し。
野生の梅、お日様との久々のご対面
野生の梅たちはおよそ1ヶ月ぶりくらい。お日様とご対面しました。
野生の梅なので、大きさやカタチはバラバラ。少し傷がついたものや「病気」だと思われる状態の梅も混じっていますが、みんな一生懸命梅干しになるために頑張っています。
水分が抜かれてしわしわになってしまった梅たちですが、気持ちよさそうに日光浴。
この日光浴(天日干し)は、3日くらい続けます。
この3日というのには諸説あり、
「昼も夜も通して干し続ける」というものと、
「夜は、瓶に戻して梅酢に漬ける」というものがあります。
私はどちらもやったことがありますが、あまり変わりなかったので、「昼も夜も3日間干し続ける」方を選んでいます。
梅干しになるまでのステップと期間
梅干しは、天日干しが終わると、いよいよ最終ステージ。
赤じそと梅を交互に重ねて、3~6ヶ月以上瓶の中で梅干しとして熟成させます。
うちは、およそ1年くらい熟成させます。
昨年熟成させた梅干しです。
梅干しは、熱中症対策や夏ばて防止にもなりますので、これから大活躍です。
梅干しの作り方レシピ
<材料>
梅⇒2キロ
天然塩⇒400グラム
もみしそ⇒300グラムくらい
<作り方>
1,梅を、洗ってへたを取のぞき、塩漬けします。
瓶に梅と塩を交互に積み上げて行きます。
その上に、梅干しと同じくらいの重さの重石などを置きます。
2,1週間後くらいに、水分が上がって梅の量が減ってきた状態になったら、梅がかぶるくらいの水分を残して、その他の水分は別の瓶に取ります。この水分が「梅酢」になります。
3,水分を取り除いた梅の上に、赤じそを乗せ、サランラップなどをして3週間くらい放置。
4,3週間後くらいに、梅の皮が柔らかくなってきたら、天日干しします。天日干しは、3日くらい行います。
5,天日干しが終わった梅は、瓶に赤じそと梅を交互に重ねて3^6ヶ月放置します。
天然の梅干しは、常温で何十年間も保存できます。
保存期間が長ければ長いほど、梅干しの効力はパワーを増します。
30年ものの梅干しなどは、一口食べただけで、身体の中から元気が湧き上がってくるほど。
恐るべし、梅干し。