シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

NHKで紹介された、こんまり流メソッドを観てのあらすじと雑感、気づきを徒然なるままに

NHKクローズアップ現代こんまり流メソッドで片づけする番組が放映されました。

 

NHK こんまり流片づけ



3人の片づけられない女性が登場して、こんまり流メソッドで片づけをするという内容です。

実際に番組を観て、そのあらすじと雑感、気づいたことなどを徒然にご紹介します。

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NHKクローズアップ現代で紹介されたこんまり流メソッドで片づける女性の番組のあらすじ

30~40代の3人の片づけられない女性が登場。それぞれのお宅の中の散らかった様子を公開しています。
皆さん、小さな子どもを持つ主婦ばかり。それぞれのお宅の外観はこざっぱりしているのに、中は足の踏み場もないほどモノが散乱。汚部屋状態でした。

わが家の片づける前の部屋を彷彿とされ、そのシーンでぐいぐいと引き込まれていきました。

彼女たちの片づけをサポートするのは、こんまり流のメソッドで片づけコンサルタントをする3人の女性たち。皆さん50~60代というのも印象的でした。

こんまりさんは30代でとてもお若いので、彼女のお弟子さんである片づけコンサルタントさんもかなりお若いと思いこんでいた固定観念が覆されたのです。

片づけコンサルトさんによるアドバイスのポイントで、こんまりさんが別の場所でコメント。勝手な推測ですが、このコメントはアメリカで収録したものと思われます。

 

番組に登場する3人の女性たちは、それぞれ心に何かしらの問題を抱えています。

  • お一人は、今の主婦をしている自分より過去の活躍していた自分が良いと考えて昔の洋服を手放せません。
  • お一人は、中高生の頃に登校拒否でした。
  • もうお一人は、うつや自殺未遂の経験があります。

これらの女性たちが、こんまり流の片づけを通して自立していく様子が描かれているというものでした。

こんまり流はメンタルにも対応していたのか?

こんまり流は、私も「人生がときめく魔法の片づけノート」で実際に片づけられて、お世話になりました。その時の様子はこちらの記事で紹介しています。⇒こんまりさんの「人生がときめく魔法の片づけノート」を実践、「トキメキ」が無くてもできた!レポートのまとめ - シンプルライフ物語

しかし、メンタル面へのフォローはほとんど書かれていなかったと記憶しています。

今回の番組では、メンタル面へのフォローもあり、それぞれの片づけコンサルタントさんのアドバイスが素晴らしかったです。

例えば。。

一番印象に残った、3人目のうつと自殺未遂を繰り返していた方へのアドバイス。これは、なるほどと思いました。

彼女は、本音では家にいたいのに、忙しいふりをして、しょっちゅう外へ出かけていました。

その女性に対して、片づけコンサルタントの方は、家を出たり入ったりする時に、必ず玄関を片づけるようにアドバイスします。

それで彼女は、そのアドバイスを実行。そうすると、自分自身の気持ちの傲慢さに気づきます。そして、彼女はお父さんが厳しく、戦場のような環境で育った記憶を思い出し、家の中が怖かったということを振り返ります。

それから実家の両親の元に向かい、その当時の様子をさらりと告白します。ご両親はご高齢になり、「そんなこともあったな」くらいの反応で、彼女もかなり明るい様子でした。

その後、自分の家の中は「安心安全な場所だ」「大丈夫な場所」だと認識を改めることに成功。今まで集めていたパワーストーンを捨てる決心をして、どんどん家の中も片づいていきます。

そして、その後は家でくつろぐ時間が多くなったようです。

私は彼女を自分自身に当てはめていました。

私もとても厳しい環境で育ち、家の中が怖くて、外に外に出ていた時期がありました。今でもその傾向はあり、家にいたいのだけれど、外で働いたり、何かしらの用事を見つけて出かけています。

そういう意味で、私は出かける度に玄関を掃除しようと決心しました。

その他の女性たちのお話もなかなか面白かったです。

NHKのこんまり流の片づけを観た雑感

今回、こんまりさんがNHKのクローズアップ現代で取り上げられたのは、ネットフリックスの影響から、全世界でこんまり流の片づけがブームになっていることも無関係ではないと思います。

そうなると、今回の番組とネットフリックスのこんまりさんの番組と比べてしまいました。

ネットフリックスのこんまりさんの番組のことはこちらの記事で紹介しています。⇒こんまりさん(konmari)ネットフリックス(Netflix)番組は、片づけのモチベーションがアップする! - シンプルライフ物語

ネットフリスクでは、多種多様なクライアントが出てきます。しかし、今回のNHKの番組は、「30~40代の女性で、小さなお子さんがいるご家庭」に絞られています。なぜ、このカテゴリーの人がターゲットになっているのか非常に興味深く思いました。

また、ネットフリスクではこんまりさんが自らそのご家庭に出向いて片づけていましたが、NHKの番組は、こんまりさんのお弟子さんたちが活躍していました。こんまりさんは、アメリカで活躍されているので、何度も日本に来てご家庭の片づけをできないというのが大きな理由だと思いますが、初回くらいはそれぞれの家に顔を出しても良かったのではないのかなと思いました。

*トラコミュ*

日頃から「やらなきゃ…片づけなきゃ。」って思い続けている事ありませんか?⇒片付けて プチストレスをなくしていく

NHKは、こんまり流の片づけの宣伝番組を作ったのか?

片づけは、こんまり流以外にも、断捨離や整理収納アドバイザー、オーガナイザーなどいくつかありますが、やはりこんまり流がそれらの片づけよりも、圧倒的に世界的な支持を得ているためでしょうか。こんまり流の片づけばかりがクローズアップされる形になっていました。

この番組を観て、こんまり流で片づけをしたいという人たちがたくさん出てくると思います。

これまで謎だったこんまり流の片づけコンサルタントたちの素顔やそのやり方も今回の番組でクリアになりましたし。とても優秀な方々ばかりで、安心できる世代の方が多いというのも安心を持てました。もし、私も未だ荒れた部屋に住んでいたならば、彼女たちに片づけの依頼をお願いしたいと思ったくらいです。

こんまり流の番組を放映したならば、他の片づけの番組もやってもらいたいですね。そして、クライアントも偏らず、様々な状況にいる人たちを取り上げてもらうともっと面白いかもしれません。

やましたさんの断捨離も、他局で番組になっていますし、片づけが一世を風靡しています。

現代をクローズアップするなら、片づけ全体をクローズアップしてもらいたかったです。

 

あ、この番組で、印象に残ったのが、あるクライアントさんの言葉です。

「モノを片づけているんだけど、記憶を片づけている」

全くその通りだなとt、テレビの前で「うんうん」と大きく頷いていました。

 

*文中の画像は、NHKより参照しました。