子どもの頃から酷い便秘症でした。
特に夏は、水分か身体から蒸発するため、お通じは週に1度あるかないか。
あったとしても、踏ん張ってパチンコ玉がコロコロ数個出るくらい。
学校の行事で1番イヤだったのが検便。
持って行く便がないほど、出なかったのです。
そんな私が、便秘薬はじめ、乳酸菌サプリメントなども断捨離。
スッキリ快調な日々を送っている理由とは?
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できれば内緒にしていたい…便秘薬ヒストリー
まずは、私の便秘薬遍歴からご紹介します。
コーラックなどの市販の便秘薬を常備
外見を気にするような年頃になると、便秘症でぽっちゃり太り気味だった私は、便秘を治せば痩せられると考えました。まわりで痩せている子たちはみんなたくさん食べてもたくさん出るから太っていません。
一方、私は太るのを気にして食べるのを我慢しているのに、一向に痩せる気配がありません。
そこで、食べる我慢をせずに楽々とほっそりした身体を手に入れている子たちのようになりたくて、便秘を解消しようと考えたのです。
真っ先に取り入れたのが、即効性のある便秘薬です。
ピンクの小粒、コーラックは、最初は1日に1~2粒で効果があったのですが、それからだんだん効かなくなり、とうとう一食食べた後に3粒くらい服用していました。
常にお腹が痛い状態でしたし、食べたものが身体に吸収されないので体調はいつも悪く、気持ちまでナーバスになっていました。
市販の薬と言えども、薬は身体に良くないという知識はありましたから、身体に負担のかからないもので便秘を解消できないものかと考えていました。
センナ茶を飲む
あるとき、薬局で便秘の薬ではないけれど便秘に良いものはないかを聞いてみました。
すると、センナ茶という健康食品を紹介してもらいました。
センナ茶はお茶なので、身体に害はないと思い、飲んでみることに。
確かに効き目はありました。
ただ、すごくまずくて、毎日劇薬を飲んでいるかのような気持ちになっていました。
お腹の痛みもキツく、吐き気までするようになっていました。
それでも、痩せたかったので頑張って飲んでいました。
それで痩せられたか?
と言うと疑問です。
これだけ身体を痛めつけて頑張っているからビキニくらいは着れるだろうと思って、人生に一度だけビキニを着たことがあります。
しかし、その写真は。。。
ぽっちゃりした身体がより目立って、まわりの細身の子たちをよりいっそう引き立たせただけ。
なぜ、私はあれだけ地獄のような思いをして頑張っているのに、他の子たちは美味しいものを美味しいだけ食べてもほっそりしているのだろう??
世の中不公平だ!!
と、自分の体質を恨みました。
漢方薬(大黄甘草湯)で体質改善を試みる
こんなに頑張っても努力が実らないならば、体質改善しよう!
どんなに食べても太らない身体になってみせる!!
と、鍼灸院の門を叩き、体質改善に挑戦しました。
私のぽっちゃりと酷い便秘を理解して下さった鍼灸の先生は漢方薬をすすめてくれました。
その漢方薬が、
大黄甘草湯
というもの。
煎じるタイプと錠剤のタイプがあり、通常は煎じるタイプの者を飲み、旅行に行ったりしたりする場合は、錠剤のタイプを飲みました。
確かに出ました。
漢方薬なので、これまで飲んでいたコーラックやセンナ茶のように身体に負担はかかりません。
鍼灸の先生は、市販の便秘薬は腸に相当なダメージを与えるということを教えてくださいました。
確かにあの地獄のような思いでトイレに駆け込むのはもうゴメンでした。
更に、先生は鍼灸で体質改善して、漢方薬すらも不要で出せる身体にしましょうと言ってくれました。
ミグマグ
漢方薬と併用して「ミグマグ」というマグネシウムイオンもすすめられました。
「ミグマグ」も身体に負担がかからず自然な状態でお通じができると言うことでした。
私は「ミグマグ」はあまり効き目がありませんでした。
乳酸菌サプリメントを始める
鍼灸に3年くらい通いましたが、便秘薬を手放すには至らず。
漢方薬と言っても、やはり「薬」なので、できるだけ止める方向に持って行きましょう。
と言うアドバイスを受け、乳酸菌サプリメントを飲むことにしました。
乳酸菌サプリメントは、「食品」なので身体に負担がかかりません。
そもそも私は、善玉菌が少ないため、善玉菌を積極的に取り入れて改善していこうというになりました。
この乳酸菌サプリメントのお陰で、漢方薬も少しづつ手放すことに。
しかし、サプリメント毎月2万円くらいかかっていました。
乳酸菌サプリメントをとらないと便秘になりました。
漢方薬の方が安かったので、お金がなくなったら漢方薬に戻そうと考えていました。
そして、結婚して子どもが生まれ、仕事も辞めたので、乳酸菌サプリメントに支払うお金がなくなりました。
私はまた漢方薬に逆戻りしていました。
便秘薬を手放し、サプリメントにも頼らない身体になった理由
今、私はその漢方薬を手放し、サプリメントなどにも頼らずとも自然に出せるようになっています。
あれほど苦しんだ便秘が嘘のように治っているのです。
その原因は、日本の伝統的な食事をとるようになったからです。
戦前、祖父母たちが当たり前のように食べていたものを取り入れるようになってから、便秘の苦しみから逃れ、ぽっちゃり体型も卒業し、食べたいだけ食べても太らない身体になっていたのです。
すごいですよね。
具体的には、
伝統製法で作られた、味噌、醤油、塩、菜種油、ごま油を使って調理する
白米に雑穀を2割ほど入れてたご飯を食べる
漬け物などの発酵食品を積極的に取り入れる
砂糖と動物性食品は取らない
これだけです。
戦後、日本の食卓には小麦粉や砂糖、海外の珍しい果物などが一気に追し処せ、畜産業が盛んになり、肉が手軽に取り入れられるようになり、一気に食事が西洋化しました。
更に、経済的効率が目的の添加物だらけの食品が出回るようになりました。
経済的効率が目的とは、消費者にとっては「安く」手に入り、企業には「利益をもたらす」けれども、消費者の健康を無視した身体を害するようなものです。
このような食事に、私の体質は合わなかった。
そのため、身体が悲鳴を上げて、本来の機能が働かず「便秘」という故障を起こしていたのです。
私は、戦前の食事に戻すことで身体がすっかり元気になりました。
便秘で苦しみ、便秘薬を常用していた20代の頃よりも身軽になっています。
便秘薬はとっくに不要になっていたのに、まだ手元にありましたから迷わず断捨離します。
もし、便秘で苦しんでいる、体調が思わしくないということでお悩みならば、戦前の食事を積極的に取ってみてはいかがでしょうか。
まずは、
漬け物などの発酵食品を自宅で作ったり、
伝統的な調味料で食事を作ってみたり
簡単にできることからやってみると良いかも知れませんね。