シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

なぜ、断捨離すると子どもの学力が伸びるのか?

「どうしたら学力が伸びるのか?」
今年の4月から中3になる子どもの学力が低くて、将来を悲観していたとき、「子どもの学力は『断捨離』で伸びる!」と言う、やましたひでこさんが書かれた本を見つけました。


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断捨離と子どもの学力の関係?」
「子どもに片づけを教えながら勉強もできるようなるって最高ではないのか?」
「子どもがちょうど大学受験をする2020年からの大学入試制度の変化に対応…」

もう、邪念いっぱいで本を読みました。

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断捨離すると子どもの学力が伸びる理由

なぜ、断捨離すると子どもの学力が伸びるのか?親が断捨離するのは当然ですが、その親が導き手となり、子どもに断捨離を教えると自ずと子どもは学力が伸びるというのです。


その理由が

1.「要・適・快」を判断することが子どもの「考える力」を養うトレーニングになるから
2.断捨離することで子どもの自尊感情を育む
3.主体性のある子どもになる

のだそう。

1.「要・適・快」を判断することが子どもの「考える力」を養うトレーニングになるから

2020年からの大学入試制度改革により大きく変化するのは、これまで知識偏重だった「覚える力」から「考える力」を試すものになります。

その「考える力」を養うために、断捨離のやり方はかっこうのトレーニングになります。

目の前のものを見て瞬時に「選択・思考・判断」をすることが断捨離の妙味。

必要なのか?と問うことで「要・不要」を判断すると思考力が養われ、
ふさわしいか?は、「適切」なのかを選ぶ感覚を研ぎ澄まされ、
心地よいのか?という「快適」なのかを感じると感性が磨かれていくというのです。

この、自分で感じて自分の頭で考えて自分で選択・判断していく力が学力を根底から下支えする能力が身についていくようです。

2.断捨離することで子どもの自尊感情を育む

断捨離は、「自分軸」で考える力を養います。「自分軸」を太くすることでおのずと自尊感情を育むことができます。

この自尊感情こそが、全ての学力の原点中の原点にります。

3.主体性のある子どもになる

「自分軸」を太くし、自尊感情を育むことは、自分で何かを行動できる主体性のある子どもになります。

誰かの後からついていくのではなく、自らリーダーとなり、率先して動ける子になります。

親が気をつけることとは?

親が、断捨離を楽しむことはもちろん大前提にあります。

その中でやってはいけないのが

1.親のエゴや自己満足を満たすために子どもを利用する
2.親の価値観を押しつける
3.親の不安や執着から行動しない

ことです。

1.親のエゴや自己満足を満たすために子どもを利用する

レベルの高い学校に行ってくれることは子どものためでもありますが、実は、親のエゴや自己満足も多少混じり、「●●ちゃんのお母さん凄い」なんて言われて良い気分になったら嬉しいなというのも本音です。

逆に、勉強のできない学校に子どもを行かせることで、ママ友から見下されるのはイヤだというのもあります。

このような、親のエゴや自己満足を満たすために、子どもを利用しては、親子関係が悪くなるのでやってはいけません。

2.親の価値観を押しつける

子どもの所有物を、親の目線から「勉強に必要ないから捨てなさい」と強要したり、こっそり捨てることはしてはいけないようです。

やましたさんは、息子さんが中2の時に、息子さんの留守中に漫画本を捨てたら、その後十年以上にも渡り、息子さんとの関係が悪化していたようです。

3.親の不安や執着から行動しない

「良い学校に入れなくて子どもが落ちこぼれたらどうしよう」といった親の軸からの不安や執着から勉強を押しつけてはいけません。

不安や執着から始まる行動は、負の循環しか起きないからです。

まずは親が断捨離を楽しみ、自尊心を育もう!

やはり、親が真っ先に、断捨離を行い、ごきげんに生きる後ろ姿を見せてお手本になることが何より重要なようですね。


ところで、中学高校時代の自分を振り返ると、劣等感でいっぱいだった記憶があります。
競争にさらされ、常に誰かと比べるマインド。知らず知らずのうちに、「自分を価値のない人間」だと思い込み、自暴自棄になっていました。

後々になり、他人の答えを一生懸命暗記し、その知識力を競うことで劣等感を強く感じるようになっていたということに気づきましたが、「他人よりも劣っている自分」が苦しくて苦しくて仕方がありませんでした。

その苦しさをバネにして努力してきたというのもありますが、そこまで自分自身の心を痛めながら生きてこなくとも良かったのではないのか?という思いもあります。

結局、「自尊心」を獲得するまでのその後何十年とかかり、ようやく少しは自分自身に尊厳を持てるようになりました。

断捨離をすることで、自尊心に磨きがかかって行ければ良いなと思うと同時に、自分の子どもには自分と同じ道は歩かせたくないなと言う思いもあり。

だからといって何もないうちに自尊心を育むなんてことをしたら、思い上がった子どもになってしまうかもしれないという不安もあり。

やはり、親があれこれ悩むよりも、断捨離頑張って、子どもにお手本見せてあげようと改めて思った次第です。