iPad miniに振り回されて分かった、モノの管理と同じくらい大事なこととは？

iPad miniと言っても、先日発売された最新式のものではなく、一番古いバージョンのものですが、パスコードを忘れて１０回ほど間違えたら、「iPadは使用できません」という表示が出てしまいました。

iPad mini

慌てて、検索をかけ、改善を試みましたが、どの方法で試しても上手くいかず、Appleのサポートセンターへ連絡。すぐに解決すると思いきや、４回ほどかけ直し、５人ほどの担当者があれこれアドバイスしてくれました。

最後はAppleサポートのシステム担当の方が出てきたのですが、それでも解決せず、Apple代理店に持ち込まなくてはならないというまさかの展開。
夜８時に梅田のヨドバシに、使えなくなってしまったiPadを持ち込んで、ようやく解決しました。

何でこんなことになったのかというと。。。

パスコードを忘れて「iPadは使用できません」という表示が出てしまったら、初期化する必要があります。
初期化すると工場出荷状態になり、中のデーターが全て消去されます。
パスコードをかけてしまっているので、ituneでバックアップも取れないのです。

そもそも、なぜここまで大変なことになってしまったのかというと、

この２点。上記理由の詳細をご紹介します。

ituneは、数年前から「最新式のものをダウンロードして下さい」と言う表示が出ても無視して古いものをずっと使っていました。理由は最新の物でなくとも使えるからです。
新しいソフトをダウンロードする必要性を全く感じておりませんでした。

その結果、Appleサポートの担当者と話がかみ合わないことが多く、最終的に私のituneを新しいバージョンにしてからサポートすることになり、一旦電話を切りました。

この時点でかなりムダな時間と労力が発生してしまいました。

新しいituneにiPadをつなぎ、iPadをリカバリーモードにして復元を試みたのですが、ダウンロードに３０分以上かかる上、途中で何度もリカバリーモードに設定し直し。残り数分というところでエラーが出てしまうということが何度も発生してしまいました。

この症状により、Appleサポートの担当者に何度も連絡し、最後にサポートしてくれたシステムの方が「WiFi環境だと厳しいので、Appleサポートの代理店に持ち込んだ方が良い」とアドバイスしてくれました。

iPadなどのタブレットであれば、WiFi環境が最適なのですが、パソコンだとWiFiではなく、有線の方が適しているそうです。

数時間パソコンに張り付いて、何度も同じエラーが出て、その度に最初から設定し直すのに疲れてしまいましたから、代理店のお世話になルことを決めて、電車に飛び乗ってヨドバシの梅田店へ持ち込み、そこで解決したというわけです。

quick garage

料金は２１６０円ほどかかりましたが、エンドレスに自分で何度もやり直すことを考えたら、安い金額だと思いした。

Appleサポートの担当者と電話で何度かやり取りしていく中で、ストレートに聞いてみました。

私

「なぜ、パスコードミスくらいで、使えない状態にしてしまうのか？とても迷惑だ」

担当者

「パスコードは、家のカギと同じですから、無くしてしまって泥棒に入られ悪用されてしまう危険を防止するためです」

そのような答えが返ってきました。

私「イヤイヤ、家のカギは、本人の確認ができれば合い鍵を作ってもられるでしょう、iPadだって、本人確認できればパスコードを解除してもらったほうが、良いんじゃ無いですか？」

と反論したら、相手は無言でした。

担当者に言ったところで何の解決にもなりませんからね、私もこれ以上言うのを辞めました。

最近は、モノの管理と同じくらい、パスワードの管理も必要になってきました。パスワード忘れると、iPadのように大変なことになってしまいます。

パスワード忘れに対して、Apple以上に厳しいところは今のところ経験していませんが、セキュリティを考えてどこもかしこも厳しくなりつつあると感じます。

最近では、全て同じパスワードだと、情報が漏れてしまった場合、全てのログインが必要なサイトに被害が及んでしまう危険もありますから、違うパスワードを作って、それらのパスワードをどこかに控えておく必要があります。

本当に面倒くさい世の中になってしまいました。

パスワード管理以外にも、お金の管理、情報の管理など、普通に生活するだけなのに、管理能力が試されているような気持にすらなります。

シンプルに行きたいけれど、世の中がシンプルを許さないような感じですね。

だから、今の社会では、シンプルは幻想みたいで、憧れの対象になっているのかもしれません。

シンプルライフ物語