帰省中に実家の断捨離をして、ものを減らし、母の仕事をできるだけ楽にしようという試みをしております。
先日は、ふたつあるうちのひとつの食器棚の片づけに成功。その様子はこちらの記事に詳しくあります。⇒【実家の片づけ】台所の食器棚の断捨離。ビフォーアフター公開! - シンプルライフ物語
本日はもう一方の食器棚を片づけるつもりでした。
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こちらの食器棚には、皿やどんぶりなどが入っており、日常的に使っているものばかり。
母は、「使っていない食器がたくさんある」と言いながら、今回は、あまり積極的ではありません。
「この皿は、お前たちが小さい頃から使っている」
「この皿は、ご法事などで集まったときに使っている」
「同じものが30枚くらいある」
「ここにある皿などは全部もらいもの」
「もらってから使っていないものがたくさんあるから、どれか捨てなければ」
と、皿を手に取ってみるけれど、まだ処分するつもりはなさそうです。手に取った皿や箱に入っていたものを棚の奥の空いているスペースに押し込んでしまいました。
この食器棚には、タッパーなどもたくさんあります。
母が言うには「全部使っている」という答えでした。
私だったら、片方の食器棚の中から使うのものだけを取り出して、ひとつの食器棚に収めて、もう一つのものは処分したいと思うのですが、そんな考えは1ミリもないようです。
不用なものも置いておける十分なスペースがあるので、別に捨てなくとも良いんじゃないの?
という感じでした。
こちらの食器棚に入っている皿については、今回はこれ以上触れるのは止めておこうと思い、志半ばでしたが中断しました。
片づけは一旦リセット。流し台の掃除に着手しました。
流し台の掃除で気づいた、衝撃の事実
流し台の水道から管が出ています。
この管はいつも気になっていたのですが、何か必要なものだと思っていました。
この管、磨いても汚れが落ちません。
クエン酸、セスキ、アルカリ電解水などを駆使しても、黒い汚れがピッタリと刻印されたかのように貼り付いています。
カビキラーの出番だとスタンバイしていたところ、母が言いました。
「この食洗機、一回も使っていないんだよね」
流し台にある食洗機は、10年ほど前にガスコンロをIHに変えたときに工務店からもらったもの。
10年間その場所にずっと置かれていて何の違和感も感じていませんでした。
水道から出ている汚れの落ちない管は、その食洗機とつながる管でした。
私は、母に再度聞きました。
「10年くらい前からあるけど、一回も使ってないの?」
母は言いました。
「一回も使ってない」
台所の入口をふさいで、デンと構えた食洗機。この食洗機があるため、出入り口が狭くなっていました。
それなのに、使ってないなら撤去しようということもなく、我慢して狭い出入口を体を縮めて通っていたのです。
「使ってないなら処分したら?邪魔なだけだし」
私が言うと、母は、
「そうだね」と言っただけでした。
10年も使っていない食洗機をこの先も放置しておくつもりなのだろうか?
不用なものをどけたら、どれだけ台所が使いやすくなるか、掃除もしやすくなるか。
そんなこんなで、台所の片づけは、中途半端な形で終わりました。
ところで、実家に来たときから気になっていたことがありました。
家族以外の同居人
夜中、みんなが寝静まった頃、階段の方から聞こえてくる音に何度か目が覚めました。
板を爪でひっかいて階段をズリズリとズリ落ちてくるような音がするのです。
二階は弟が使っていますから、最初は弟が変な階段の降り方をしていると思っていました。
しかし、弟がいないときもするので、母に聞いたらどうやら、屋根裏に、何かいるというのです。
その何かは、大きなネズミかハクビシンで、一匹だけでなく何匹も居るようでした。多分家族で住んでいるのではないかと言っていました。
家の構造上、床下の方に侵入できる穴があり、その穴から入ってくるようです。
これまで何度も駆除したようですが、寒くなるとまた入ってくるらしいのです。
以前から、その穴からネズミが侵入して住み付いてしまうので、猫を飼うようになりました。
猫のおかげでネズミは、いなくなりました。
最近は、野生のハクビシンが、どこからかやって来てどんどん増えて、畑を荒らしています。
猫では、ハクビシンに太刀打ちできません。
隣の家は数年前から空き家になっていて、ハクビシンの親子が住むようになりました。
私の実家は、交通の不便な場所にありますが、山の中ではありません。
しかし、空き家が増えたせいか、野生の動物がねぐらを求めて民家に住みついてしまう事態になっていました。
わが家はまだ空き家ではありませんが、侵入しやすいので、狙われています。
野生の動物は、危害を加えることはありません。しかし、家族の管理の行き届かない屋根裏を汚している可能性があります。
ものの断捨離どころの話では、無いほど深刻な事態になっていました。