子どもに片づけて欲しいのだけど、ついつい、子どものやる気を削ぐような言葉を使っていませんか?
私は、小さい頃は力尽くでやらせていましたが、成長するとともにそれは逆効果になりました。
私がやってしまった、子どもの片づけ心を失わせてしまった言葉と、こんな言葉を書けてあげれば良かったと反省している、やる気を出せせる言葉についてご紹介します。
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子どもの片づけ心、やる気を失わせる言葉とは?
私がついつい使っていた末に、子どもの片づけ心を奪った言葉は次の5つの言葉です。
- 1.「早く片づけしなさい!!」
- 2.「あなたはいつもやりっぱなしなんだから!!」
- 3.「何回片づけろって言ったら分かるの!!」
- 4.「何で片づけないの??」
- 5.「もっとちゃんとしなさい!!」
もし、自分が言われたらすごくイヤな言葉ですが、子どもには何のためらいもなく使っていました。しかもガミガミとした感情付きで…
1.「早く片づけしなさい!!」
急いでいるときや、その場所を使いたいとき。ついつい発しております。今でも使用中の現役言葉でもあります。
「早く~しなさい!!」は、片づけ以外でも使用頻度は高く、それで何かが改善された試しはありません。
小さい頃は、「10秒以内に…」などと言いながら数を数えたら動き出しましたが、中3になった今では全く効き目がありません。
2.「あなたはいつもやりっぱなしなんだから!!」
この言葉を使うと、「お母さんだってやりっぱなしでしょう!!」という言葉が返ってきます。
確かに私も心当たりがあるし、証拠となる現場も取り押さえられています。
自分がしっかり片づけしていないと使えない言葉になってくるどころか、子どもに言い訳を逃げ場を作らせてしまう言葉になっていました。
3.「何回片づけろって言ったら分かるの!!」
毎日毎日「片づけなさい」と言い続けていると、「何回言わせるの!!」という言葉が出てきてしまいます。
使っている私もうんざりでしたが、その言葉を毎日聞いている子どももうんざり。
お互いうんざりする言葉になっていました。
4.「何で片づけないの??」
「何で~しないの??」は、カタチを変えて使っています。
「何で勉強しないの?」「何で手伝わないの?」「何で時間守らないの?」
この言葉、主人に言われたことありましたが、逆に抵抗したくなりました。「絶対●●するもんか」と、相手に心を閉ざしてしまう言葉ですね。しかし、口癖のように使ってしまう自分が悲しいです。
5.「もっとちゃんとしなさい!!」
この言葉、私自身が母親に言われていました。「もっと」という言葉は曲者で、どんなに頑張ったつもりでも「もっと」と言われる。そうなると、頑張っても頑張っても認めてもらえない自分がいて、自己肯定感がどんどん下がっていきました。
しかも、知らず知らずのうちに、子どもにも同じ思いをさせていたのです。恐ろしいですね。
子どもの片づけ心、やる気を出す言葉
次の5つの言葉は、子どもが「片づけよう」とやる気を出してくれるものです。
- 1.「お片づけたら●●しようね」
- 2.「ちょっと手伝ってもらえる?」
- 3.「一緒に片づけしよう!」
- 4.「AとB、どっちから片づける?」
- 5.「片づけの競争しよう! よーいどん」
補足します。
1.「お片付けしたら●●しようね」
目の前にニンジンをぶら下げるやり方は、中3になっても通用します。
「片づけたら、スマホ貸してあげる」「片づけたら、クッキー作ってあげる」
片づけた後には、ご褒美が待っていると思うと俄然やる気を出すようです。
2.「ちょっと手伝ってもらえる?」
最近は「忙しい」と断られることが多いですが、機嫌が良いときは喜んで手伝ってくれました。
子どもにとってお手伝いは、絶大なる効果があるようです。
喜んでやってくれるうちに、どんどん使って、ついでにお片付けを教えると良いかもしれませんね。
わが家ではそのチャンスを逃してしまいましたが・・・
3.「一緒に片づけしよう!」
一緒に親と何かをやるというのは、子どもにとって嬉しいようです。
1人で片づけはできないけれど、親と一緒なら片づけてくれます。
わが家の中3の子どもも、「一緒に」ならば渋々片づけるようになりました。
4.「AとB、どっちから片づける?」
中3になっても通用する言葉です。
「クローゼットの上と下、どっちから片づける?」
「机の上と本棚、どっちから片づける?」
そう言うと、イヤイヤながらも「上」とか「本棚」とか答え、一緒に片づけが始まります。
5.「片づけの競争しよう! よーいどん」
中3になってからは、全く使えない言葉になってしまいましたが小学校4年生くらいまでは、親との競争となると本気になって頑張っていました。
「片づけられない」のは、なぜ?⇒「片づけられない」の様々な原因
終わりに
言葉一つで、子どものやる気が変わります。
子どものやる気を失わせる言葉を使い続けると、子どもの心は萎縮しますし、逆にやる気を出させる言葉を使い続けると、面白いように伸びる。
子どもの心の成長にも関わってくる言葉。
言葉って本当に大事ですね。