シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

物を捨てられない8つの心理とは?ものの本質に迫る!

数日前、某片づけの講座に参加したときのこと。
何グループかに分かれ、私は8人ほどのグループに入りました。

そのグループのメンバーは、ほとんどが主婦。主婦と言っても、専業主婦、パートで働く主婦、フルで働く主婦、子育てまっただ中の主婦、子育てが終わった主婦など様々。

どの家庭でも発生するような主婦の悩みが話題になると、みな共感し、打ち解け、お互い初対面なのに、気持がだんだんほぐれてきました。

そうこうするうちに、それぞれ捨てられなくて、どうしようかと思っているものについての話題で盛り上がり、ものが捨てられない私でも、あっと驚くようなものが飛び出し、その理由に思わずうなずいてしまいました。

この記事では、物を捨てられない8つの心理と私が感激した、物の本質についてご紹介します。

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私が驚いた、捨てられないものベスト3とその理由とは?

捨てられないものについても驚きましたが、その理由や状況についてもびっくりしました。

発表します。

ベスト3.「ランドセル」

3人いるお子さんたちは、成人されたようですが、それぞれのランドセルを捨てられず、未だに3個、大事に保管しているそうです。

ベスト2.「絵本」

その方のお子さんは30歳を過ぎているようですが、子どもの頃に好きだった絵本を捨てられず、お子さんに子どもが生まれたら(お孫さんへ)プレゼントするつもりだそうです。

ベスト1.「子どもの歯(乳歯)」

一軒家の場合は、子どもの乳歯が抜けた場合、下の歯は屋根の上に、上の歯は床下に捨てるという風習?があるのですが、マンションのため、どこに捨てたら良いのか分からず、何本もの乳歯を取ってあるそうです。
また、将来、歯の再生医療ができるようになったときにその乳歯を使いたいそうです。


人ごとのように言っていますが、実は私もこれらのものを捨てられず、最近まで持っていました。

子どもの乳歯なんて、捨てずに取っておいていると他人に言ったら、人格を疑われそうで誰にも言っておりません。最後まで捨てきれず、年末の大掃除で渋々捨てました。

同じような方がいて、なんだか妙に安心してしまいました。


それでも、私が未だに捨てられないものに、

  • 会社員時代に愛用していた、ブランドもののジャケット
  • 使用済みの銀行通帳
  • 旧姓の印鑑

が、あります。

なぜ、これらのものを捨てられないのか?

心理的な要因を探ってみました。

ものを捨てられない8つの心理とは?

ものを捨てられない心理についてまとめてみると8つありました。

  • 1.迷信
  • 2.しつけ
  • 3.しがらみ
  • 4.高かった
  • 5.壊れていない
  • 6.手放したら二度と手に入らないかもしれない
  • 7.過去の栄光
  • 8.未完了

具体的に見ていきます。

1.迷信

お守りやお札、ぬいぐるみ、人形など、ゴミとして捨てると悪いことが起きるかもしれないという迷信を信じていると捨てられません。

私も、すっかりこの迷信を信じ込み、お守り類やぬいぐるみを捨てられず、お守りは神社で焼いてもらい、ぬいぐるみはお寺で人形供養をしてもらって手放しました。

2.しつけ

「もったいない」や「ものを大切にしなさい」という親の言いつけを無意識のうちに守っており、ものを捨てられない大人になってしまう。
もののない時代の価値観であり、ものを使い切ることが美徳とされていた時代もありました。そのため、私は、ものを捨てることを悪いことだと思い込み、捨てられない状態になってしまっておりました。

3.しがらみ

人からもらったものを捨てるのは、その人に対して失礼ではないのか?という気持があると、他人からもらったものはなかなか捨てられません。

4.高かった

高額なお金を出して買ったものをゴミにするなんて、お金を捨てるようなものです。もったいないから捨てられません。

5.壊れていない

壊れていないもの、まだ使えるのを捨てるのは、生き物を捨てるような感覚に近いかもしれません。

6.手放したら二度と手に入らないかもしれない

一旦手放したものが必要になった場合、もう二度と手に入らないという不安があります。特に収入が少ない場合は、深刻です。

7.過去の栄光

過去、頑張っていた自分や輝いていた頃の私を、ものに投影することでそのものを手放せなくなってしまいます。
私の、未だに捨てられない、ブランドもののジャケットや使用済みの銀行通帳、旧姓の印鑑は、この類いに入ります。

8.未完了

読みかけ、または未読の本や、まだ身についていない知識やスキルなどが書かれた資料など。一旦やりかけてはみたけれど、納得のいくまでやりきれず、未だに終わっていないものです。

未完了のものを抱え込むのは、完璧主義のせいだと言われており、実は片づけができない人の多くは、完璧主義の人が多いとも言われています。

「片づけ」という言葉は、「片をつける」とも言い、「物事を終わらせる」という意味があります。

完璧主義だと、この「終わらせる」区切りがなかなかつけられません。

自分自身のキャパの限界を知る

人間には寿命がありますから、人に与えられた時間とエネルギーは、限界があります。

  • ものを使い倒す
  • ものを捨てると判断する
  • ものを捨てる

ものとのつきあいには、時間とエネルギーが必要で、ものがたくさんあればあるほど、時間とエネルギーがものに分散して、何事も中途半端になってしまうということにも気づかなければなりませんね。

*トラコミュ*

ものを手放すのに参考になります⇒捨てる、手放す、ミニマルに生きよう♪

私が感激した、物の本質とは?

日本語の機嫌になったと言われる古代文字では、「もの」と「すべ」は、同じ表記だったというのを知ったとき、激しく感激しました。物の本質がようやく腑に落ちました。

古代文字では、「もの」と「すべ」を下図のように表記します。


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「すべ」とは、使いこなして自分のものにすることという意味があり、何を使いこなすのかと言えば、「もの」です。

「もの」は「すべ」(使いこなす)のが本質であり、心理的な意味などは、後から誰かが都合良く付け加えたもので、全く意味がないと分かりました。

「もの」は、単なる道具。何のための道具かといえば、自由自在に人生を楽しむためのもの。

自分の時間とエネルギーを奪われるほど、抱え込む必要はないってことですね。

シンプルイズベスト。ものごとは、とても単純なのかもしれません。