シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

なぜ、私はミニマリストから汚部屋住人になってしまったのか? 存在感ゼロ|シンプルライフへの道

寮内でトラブルを起こしてから、最初の登校日。
私は、学校からもお咎めを受ける覚悟でした。

雑居ビルのフロアーにあった教室に入り、Aさんたちと呼び出される覚悟でいましたが、そんな様子もなく、担任のNが教室に入ってきて、朝礼が始まりました。

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学校での存在感はゼロ

Nは、30代くらいの英語教科担当の講師。純粋な日本人なのに、日本語と英語の混じった話し方をして、日本語は英語っぽい発音でムニャムニャ言います。奥さんは金髪のアメリカ人だという噂でした。

Nは、朝の挨拶の後、雑談をする中で、なぜかIさんに絡み「僕も学生時代は、ずいぶんハメを外したからね、Iもほどほどにな、フォッ、フォッ」とイヤな笑いをしました。

Iさんは今回の事件の被害者で、注意されるのべきなのは、Kさん、Hさん、Aさん、私なのに。私たちに関しては完全にスルーです。

Kさん、Hさん、Aさん、Iさんなどの人間関係はこちらの記事に詳細あります。⇒なぜ、私はミニマリストから汚部屋住人になってしまったのか?|シンプルライフへの道 - シンプルライフ物語

Nは、派手で賑やかな子が好き。入学当初からえこひいきが酷く、Iさんのような派手な子たちには、嬉しそうに近づいて行っていました。私のような地味な子に対しては、よそよそしく、できれば関わりたくないと思っているようでした。

例えば、授業で席の順番通りに当てていく中で、私など地味な子を飛ばしたり、すれ違いざまに挨拶をしても無視したり。

今回の件で一番絶望的だったのは、Nは私の名前すら覚えていなかったということが分かったことです。

学校が始まって3ヶ月くらい経ち、朝礼の時間の他に毎日のようにある英語の授業で顔を合わせているというのに。

私はNに、嫌われているどころか、存在すらも認められていませんでした。それ以来、そういうNの顔を見るのもイヤになって来て、だんだんNの授業はさぼるようになりました。

今回の事件についてはこちらの記事に書いております。⇒なぜ、私はミニマリストから汚部屋住人になってしまったのか? 欲しいのは自信|シンプルライフへの道 - シンプルライフ物語

寮内ヒエラルキー

寮内での生活も、あの事件以来、イヤな雰囲気になってしまいました。寮内でいじめられていたAと一緒に起こしてしまった事件によって、私はAとすごく仲が良いという目で見られるようになりました。

そして、誰にでも良い顔をする人と見られ、私は寮内ヒエラルキーの最下位に位置づけられていました。

私は、他の寮生たちにあだ名で呼ばれるようになっていました。そのあだ名は「とら子」です。

「とら子」があだ名になる経緯はこちらの記事に書いております。⇒なぜ、私はミニマリストから汚部屋住人になってしまったのか? 転機|シンプルライフへの道 - シンプルライフ物語

大人しくて、存在感がなく、ファッションセンスもない。いじめられているAと仲良しだと見られていた私は、寮内でも自分の居場所もなくなっていました。

そして私は、他の寮生との関わりもできるだけ避けるようになっていました。

学校をさぼり、登校拒否になる

学校の授業は、英語だけではなく他の教科もさぼるようになりました。そして学校へ行かずに、街中をぶらつくようになっていました。

街中をぶらつくと言ってもお金がありませんから、せいぜいマックやロッテリアなどでコーヒー一杯を頼んで丸1日過ごすくらい。

そこで、主婦や大学生っぽいカップル・グループなどが会話しているのをボーッと聴いて「私はいったい何をしているのか?」「このまま行ったらどうなるのか?」を他人事のように考えていました。

私の居場所を見つける

そんなある日、お金も尽きてしまったので、県立図書館に行ってみることにしました。近所に県立図書館があるというのは、寮に入った頃聞いており、図書館ならタダで時間をつぶせると思ったのです。


道沿いの標識を頼りにたどり着いた図書館は、小高い丘の上にありました。

森のような場所の奥に、立派なコンクリートで造られた建物。果たして私のような人が入っても良いのだろうか?と思うほど敷居が高く感じられました。

しかし、私の後ろから来た、ベビーカーを押した女性が気楽に入っていくのを見て、彼女の後に続いくようにして中に入りました。

館内は、パンプスの音が天井に向かってコツコツと響くほど静か。背の高い本棚がいくつも並んでおり、その本棚にはびっしりと本が置かれていました。

5階ほどあるフロアーは本のジャンル別に分類され、一番上のフロアの本棚の後ろには学習室がありました。

その学習室には、大きなテーブルと椅子があり、本を読んだり、勉強したりしている人たちがぽつぽつといました。

こんな立派な静かな場所で、時間を過ごせるなんてすごく贅沢だと感じました。そして私もここで時間を過ごしたいと考えていました。

そうだ、図書館に通おう!

その翌朝から私は、図書館に通うことを決め、あることに挑戦する覚悟を決めました。

続きはまた来週・・・

続きはこちらです。⇒なぜ、私はミニマリストから汚部屋住人になってしまったのか? 無謀な挑戦|シンプルライフへの道 - シンプルライフ物語