押し入れの片づけはなかなかやっかいですよね。
「取りあえず、見えない場所に突っ込んじゃえ」というスペースになっていませんか?
そんな押し入れの状態を、断捨離のやましたひでこさんは、こんな風におっしゃっています。
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「押し入れに突っ込まれた不用品は、思考を放棄した証拠品」
「思考を放棄する」とは、「要る、要らない」を考えて判断しなければならないのに、捨てるのが面倒だったり、後ろめたかったりするから、判断を止めてしまって、いつまでも保留のままにしておくことです。
だから、いつまでも雑然としてなかなか片づきません。
私の経験上、雑然とした押し入れの中に突っ込まれたものを、どんなに整理収納術を駆使したところで、すぐにリバウンドしてしまう。
やはり、片づけの順番として、まずは断捨離から始めるのが堅実で尚且つリバウンドしないやり方だと思っています。
リバウンドしない、押し入れを片付ける順番とは?
押し入れを片づける具体的な順番は、
断捨離する
すき間を作る
出し入れしやすく、整理収納する
整理収納するのは、一番最後になります。
この方法が実はとても効果的だと実感しております。
しかし、押し入れの中にあるものの量の多さはハンパありません。1度に片づけるのは、よっぽど根気と覚悟がなければムリだと諦めて、少しずつ捨てています。
最初はこのような状態だったのが、徐々に捨てて今はようやくこんな状態に。
▼▼数か月後▼▼
▼▼更に数か月後▼▼
まるでテトリスのようですね。
押し入れの片づけは、整理収納を先にやってはダメ
不要なものがたくさんあるのに、収納グッズを押し込んで更にその中に不要なものを詰め込むというやり方はおすすめできません。
実際、私も何度もやりました。
その度に、収納グッズは増え、更にその収納グッズの中に入っているものが何だったのかを忘れ、それでも、押し入れの中からものが溢れ出す。
そんな押し入れを見る度に、「私って、整理収納するセンスがないんだわ」とため息もらしていました。
いやいや、それややり方がまずいだけ。
断捨離をやってから、整理収納をやっていなかったからだと今なら冷静に考えられます。
例えば、わが家の押し入れの上の部分なのですが、ここは最初は、ぱんぱんの収納グッズが、こんなふうにギュウギュウに押し込まれた状態でした。
押入れの中の収納を一つ一つ開けて断捨離。
▼▼数か月後▼▼
その結果、ようやく少しすき間ができてきてきました。
押し入れは、断捨離しながら片づけて行こう!
本日、青いバックと、手前の箱の断捨離をしました。
押し入れの奥にある青いバックの中身とは?
青いバックの中に入っているのは、布おむつです。
子どもが赤ちゃんの時に使っていました。
子どもは現在、中学2年生ですから14年ほど前から持っています。
2年ほど前に捨てようと、一旦思ったのですが、何を血迷ったのか「子どもが将来、使うかも知れないから」と言い訳して、捨てるのを止めたものです。
この布おむつ、本日、メルカリに出品しようと思っていました。
しかし、やっぱり止めました。
「クレームがあったらイヤだな」
布おむつなんて、デリケートな部分に関わるものですから、購入した方が神経質な場合、面倒なことになります。なので、「売る」ということは諦めて、他にこの布おむつを必要としている人はいないかと検索をかけたところ、ある乳児院がヒットしました。
この乳児院は、「赤ちゃんポスト」に関わっているところらしく、布おむつの寄付を望んでいるようでした。
そこで、その施設にメールを送ることに。
すると、夕方すぐに返事が返ってきて、「使いたい」というお返事を頂きました。
メールには、送り先の住所と担当者のお名前が記載してありました。
もらって下さる方がいて、本当に良かったです。
押し入れに詰め込んだ、大きな箱の中身とは?
この大きな箱の中身、
確定申告の書類です。
10年以上前に、ネットショップを始めるにあたり、個人事業主になりました。
しかし、年間の売上げが50万円くらいなのに、経費が70万円くらいかかるという、大赤字経営。赤字は生活費から補填していました。
が、生活をギリギリにしてまでやる必要は全くなく、家族に後ろめたい気持ちを残して、本格的なネットショップは畳みました。
それでも、他に年に数万円くらいの売上げがあるものがあり、確定申告は欠かさずしており、心の底では、赤字になった分、どこかで取り戻そうという思いがあるのです。
この中は、一年のうち、確定申告のある2月から3月くらいまでの間に数回開けるくらい。書類を提出したらお役御免で、さっさと箱を閉じていました。
ムダな資料がたくさん入っているのを分かっていましたが見て見ぬふりをしていたのです。
本日は、積年の思いをひっくり返す意味で、思い切って断捨離を行うことに。
7年前からの領収書と税務署に提出した書類だけを残して後は全部捨てました。
大きな箱も不用になったので書類と一緒に、ゴミ行き。
押し入れは、かなりすっきりしました。
押し入れの片づけは、潜在意識のの片づけ
断捨離のやましたさんは、押し入れの状態をふだん見えないことから「潜在意識とリンクしている」と語っています。
押し入れの中の忘却グッズを捨てることで、潜在意識の淀みも捨て去り、気持ちがクリーンになっていくようです。
やましたさんの断捨離の受講生さんの中で、押し入れの中の不用品を捨てたことで、人生が変わった人、けっこういらっしゃいます。
押し入れという見えない場所に自信が持てずにいると、自己肯定感も低くなっていくようです。そのため、望まない現実にも妥協しているのでしょう。
実際私がそうです。
しかし、見えない部分から不要なものを取り除き、片づけることで、心の中にある不要なものも捨て去り、それとともに自己肯定感もアップしてきました。
押し入れの中の片づけは、ふだん忘れている潜在意識の片づけに通じるところ。
人生を変えるほどパワフルな効果が期待できるかもしれないのに、表面的な整理整頓だけやっていてはもったいないということですね。
まとめ
押入れの片づけは、断捨離から。
具体的には、
突っ込まれた収納グッズ(段ボールやケースなど)の一つ一つから。
中身を開けて、捨てるものと残すものを判断
ホントに必要なものだけになったら、整理収納する。
押し入れの片づけは、都合よく一気にやろうとすると、なかなか着手できません。
まずは「一つ」の断捨離から始めませんか?
●ビフォーアフター変遷
まだまだ減らせそうです。