先日、ユーキャンのチラシがわが家の郵便受けに入っておりました。
毎年1月は何か始めたくなる時期、ワクワクしながら見たところ、整理収納アドバイザーの講座が、人気のスキルとしてトップ3に君臨していました。
しかし、一方で、「整理収納アドバイザーの資格なんて意味がない」というご意見もあり。
実際に、整理収納アドバイザーの2級の資格を8年前に取得した私が、整理収納アドバイザーの資格取得は本当に意味が無いのかどうかを検証します。
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整理収納アドバイザー7年での変化
整理収納アドバイザー2級の資格を取得したのが、2011年の6月。
当時は、関東に住んでおりましたから、会場は赤坂、講師は「すはらひろこ」さんという、整理収納アドバザーの講師陣の中ではトップクラスの方でした。
私と一緒に受講した人たちは、20人ほど。そしてそのほとんどが、インテリアコーディネーターとか住宅メーカーの社員さんなどで、実際にプロとして活躍している人たちが研修の一環として参加されていたのでした。
「片づけができるようになりたい」という緩い動機で受講している主婦は私くらいなもの。受講生の中でもかなり浮いた存在でした。
結局、整理収納アドバイザーの資格を取得しても片づけられなかったことについてはこちらの記事でご紹介しております。⇒断捨離したいけど、できないのは、なぜ?整理収納アドバイザーの資格を取得しても片づけられなかった理由とは? - シンプルライフ物語
そしてその7年後の2018年11月。
片づけについてもう少し色んなことを知りたいと思い立ち、7年ぶりに整理収納アドバイザーの受講をしました。
1級という、前回とはワンランク上の資格なため、
- 「今回もプロたちがたくさんいるのかな」
- 「浮いたら嫌だな」
なんて思いながら会場に入って行きました。
しかし、会場に入ると良い意味で裏切られました。
30人ほどの参加者のほとんどが、主婦だったのです。
主婦と言っても、色んな方たちがいて、新婚さんらしき若い主婦、それから子育て中の主婦、更に、お子さん達が巣立ってご夫婦で暮らしているベテラン主婦。
片づけのプロでやられている方は、お一人いたくらいでした。
主婦の方達が受講された動機は、「片づけができるようになりたい」という方々が多く、自分と同じ動機の人たちが増えてやっと安心できました。
この7年で、時代はこんなに変化しているんだ!と思ったものです。
主婦たちの具体的な悩みは、
- 結婚したばかりで、家事について何も知らないから
- 子育て中で忙しいけれども、スッキリした部屋に住みたいから
- 夫婦だけになったけど、子どものランドセルとか思い出のものを捨てられず、家が片づかない
など。
資格を取得して、仕事でバリバリ使おうと言うよりも、
「まずは自分の家の片づけをしたい」
という方々が多かったです。
整理収納アドバイザーの需要はけっこうある
「整理収納アドバイザーの資格を取得しても仕事はない」という情報もありますが、そんなことはありません。
今は、家事代行サービスなどで「整理収納アドバイザー」の資格を持っている人たちは重宝されています。
家事代行サービスは、少し前は、家事斡旋所みたいなところに登録している「家政婦さん」と呼ばれていた人たちが、お金持ちの家の家事をお手伝いするというイメージがありました。
しかし、今は、タスカジやカージーなど、利用する人も仕事する人も、一般の主婦や若い人たち。
仕事する人たちは、空いた時間を利用してお手伝いしています。
また、利用されている方たちの多くは、共働きのご夫婦で小さいお子さんを育てている方々。
私も実際、家事代行サービスに登録して、お手伝いする側として仕事をしたことがありますが、普通のマンションや一戸建てにお伺いして自分の得意なこと(その時は「作り置き料理」)をしてお金を頂きました。
時給は、1500円くらいからスタートで、評価が上がれば2500円くらいになります。
1度に3時間働きますから、1回働けば、最低でも4500円、ベテランになると7500円の収入になります。
1日に、3回までできますから、フルに働けば、最低でも13500円になります。2回でも9000円ですから、仕事としては悪くありませんよね。
家事代行では、必ずしも整理収納アドバイザーの資格が必要なわけではありませんが、「資格を持っているよ」というアピールをすれば、利用する側も安心します。
片づけ以外にも仕事がある
整理収納アドバイザーの仕事は、家庭の片づけ以外にも、企業の片づけなどの仕事もあります。
企業の中に入り、効率よくものを配置することで、社員さんたちの仕事が快適になり、生産性も上がるというものです。
企業の片づけを行えば、「社会的に貢献しているぞ」という気持もアップするのではないでしょうか?
整理収納アドバイザーの資格を持っていても意味が無いというのは、誤解があるかも
整理収納アドバイザーは、資格を取得して何か特別な仕事ができるようになるわけではありません。
ただ、整理収納アドバイザーの考え方や理論を使って、家の片づけをやったり、困っている方の片づけを手伝ったり、企業の片づけをしたりと色んな方面に活用できます。
整理収納アドバイザーの資格は意味が無いと言うのは、多分、生まれながらにして片づけの上手な方ではないかと思います。