ここ1年、ものを減らすことばかりしてきて、更にまだものを減らしていこうと考えきましたが、最近、水越美枝子さんの「ものが多くても、狭くてもできる いつまでも美しく暮らす収納のルール」という本を読み、ものを減らさずに空間スペースを増やすという考え方に納得しました。
大事なものがたくさんある人、ものがたくさんあった方が豊かな気持ちになれる人、そのどちらも当てはまる私にとってとても参考になりましたのでご紹介します。
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ものを減らさずに空間スペースを増やすコツは「高密度収納」にあった
水越美枝子さんは、一級建築士であり、キッチンスペシャリストでもある住宅設計と収納のプロです。水越さんが関わった住宅設計で立てられた家に住む方のほとんどが、いつでも片づいた美しい暮らしをしていると言うほど。暮らしに合わせた家づくりを提唱されています。
そんな水越さんが言う、「ものを減らさずに、空間を増やす」秘訣は「高密度収納」にあると言います。
「高密度収納」とは、簡単に言えば、狭いスペースにたくさんのものを入れてムダな空間を作らないことです。
整理収納の世界では、収納は7~8割、断捨離になると6割収納くらいが良いと言われる中で、ぎっしり詰め込む「高密度収納」は、時代に逆行しているのではないかと思いました。
しかし、限られた収納スペースに住まなくてはいけない人たちにとっては、この「高密度収納」という考え方はすごく参考になります。
ものを減らさずに空間を増やすテクニックの具体的な方法は次の通りです。
- 棚を増やす
- タワー収納
- 仕切る
- 釣り下げる
それぞれ具体的にご紹介します。
棚を増やす
収納場所に棚を取り付けることで、スペースが生まれ、収納する面積が増えます。収納するものの高さに合わせて棚を取り付ければ、ムダなすき間を作らずにものを収納できます。
タワー収納
タワー収納とは、床から天井までの壁面収納のことです。もし、壁をへこませることができたら、30センチほどの奥行きで、床から天井までの収納スペースを作ります。
奥行き30センチを推奨するのは、A4のファイルボックスが入る厚さで、使い勝手が一番良い奥行きだと言います。
私も経験上、奥行きの浅すぎる収納や深すぎる収納はとても使いづらく、扱いに困りました。いったいどれほどの深さが最適なのだろうと思っていましたが、そのサイズが、「A4ファイルボックスが入る大きさである30センチ」だと知り、合点しました。
仕切る
収納の中に、カゴやボックスなどを利用することで、いくつもの空間ができます。
仕切ることで分類して収納できるので、使いやすくなります。
また、横に寝かせて収納するよりも立てて収納する方が、ものはたくさん入りますので、収納力が一気にアップします。
釣り下げる
「S字フック」を利用することで、収納力が更にアップします。特に扉の後ろに、収納フックを使えば、外から見えません。
わが家は廊下クローゼットの扉にほうきをかけています。
扉を開ければすぐに取り出せる使い勝手の良さも魅力ですよね。
参考になる収納のアイデアはこちらです。⇒オススメ収納法・収納グッズ
住宅環境に合わせた収納スタイルを目指す
賃貸マンションだと、造り付け収納に棚を取り付けたり、壁をへこませるなどの荒技はできませんが、カゴを使って仕切ったり、釣り下げたりはできます。
使用頻度の高いものの収納場所に困ったら、「高密度収納」試しましょう。
時代に逆行指定いても仕方ありませんね、暮らしは流行ではないのですから。。。