先日から、ある片づけ方に挑戦していたのですが、全く片づきませんでした。
こんまりさんの片づけから始まり、やましたひでこさん、整理収納アドバイザーのやり方など、片づけ方マニアのごとく、色々試してみた中で味わう初めての片づけの挫折感。
元々、片づけが苦手だったせいもあるかと思うのですが、このやり方は、片づけ下手は、やってはいけないやり方かもしれません。
そのやり方とは、、、
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片づけ下手な方が要注意したい、やり方とは?
私が久々に「このやり方、合わない」と感じたのは、「抜く」という片づけ方です。
この「抜く」と言うやり方に、実は先月くらいから何度も挑戦していました。
「抜く」片づけ方とは?
「抜く」という片づけ方は、特定の場所から不要なものを探して、抜き取って行くやり方です。
例えば、「食器棚を片づける」と決めたとします。その中から不要な食器などを探して「抜く」のです。
私は、このやり方を、色んな場所で試しました。しかし、整然と片づいている場所を何十分見ていても、「抜く」ものは出てきません。時間を改めてトライしてみましたが、それでも見つかりませんでした。
「抜く」ものを見つける作業、簡単そうですが実は非常に難しかったです。
中途半端な片づけ方という印象だけが残る
いくつか試す中で、「抜く」ものが見つかったこともありました。
それは、廊下クローゼットの見直しをやったときです。
その時の様子はこちらの記事でご紹介しています。⇒廊下クローゼット収納の見直し、断捨離するなら収納から始めるのがおすすめな理由とは? - シンプルライフ物語
この廊下クローゼットの片づけでは、「抜く」ものを見つけて捨てました。しかし、なぜか中途半端な気持ちばかりが残って達成感を味わえません。
その中途半端な感じは、「他にもあるかも?」という気持ちと、「手抜き感」でした。
「他にもあるかも?」と感じるのは、ケースに入っているものや裏側にあるものまで確認できていないから。「手抜き感」は、全部出して整理する手間を省いているからです。
今までのやり方がそうであったように、その場所にあるものを全部出して、不要なものと必要な物を分ける作業をしないと、片づけた気持ちには、なれなかったのですね。
単なる思い込みや癖なのか?と思っていましたが、他の片づけ仲間たちも同じようなことを言っていました。
なぜ、不要なものだけを見つける片づけ方が難しいのか?
不要なものを「抜く」片付け方で片付かない理由、3つ考えられました。
- 1.整然とした中から不要なものを見つけるのは難しい
- 2.隠れているものは、見落としてしまう
- 3.不要なものを判断する感覚が鈍いと、不要なものだと判断するのは難しい
それぞれ補足します。
1.整然とした中から不要なものを見つけるのは難しい
自他共に認める片づけ下手な私は、雑然とした部屋の中から不要なものを見つけるのが苦手です。部屋がごちゃごちゃしていても、作業スペースだけ片づいていればそれで問題ないと感じています。
例えば、部屋中に、大量のものが積み重なっていても、テレビの前に邪魔なものがなければ、平然と過ごせます。
このような人が、いっけん、整然と片づいている中から、不要なものを見つけるのは非常に難しい。
整然と片づいているから、何を「抜く」のかサッパリ分からず、手と思考が止まってしまいました。
2.隠れているものは、見落としてしまう
例えば、整然と片づいている棚の中でも、その棚の中にあるケースや、裏に隠れているものなどの中に、不要なものが紛れているかもしれません。
隠れているものは、パッと見ただけでは、見つからず、見落としてしまう可能性が充分あります。
3.不要なものを判断する感覚が鈍いと、不要なものだと判断するのは難しい
単純に壊れているものくらいなら見つかるかもしれませんが、使えそうなものの中から不要なものだと判断するのは感覚だけが頼り。
その感覚が無いから、これまで、ものを溜め込んで捨てられませんでした。
居心地のいい理想のおうちにいつか到達するための一歩を踏み出しましょう。⇒おうちを片づけたい
片づけは手を抜かない方が上手くいく
上手くいった片づけ方法は例外なく、まずは、「全部出し」をしてから、ものを確認、「整理」していきました。この「全部出し」という、手間がかかりそうな作業。実はとても効率が良く、片付け下手な私でもサクサク進みます。
終わった後も達成感があり、片づけた後も散らかりにくいです。
一方、整然と片づいている中で、「うんうん」うなって不要なものを探すのは、非常に難しい。これができていたら、多分、片づけで、これほど悩むことはなかったのではないのか?と思うほどです。
片づけ下手は、手を動かして分けて行く作業の方が、断然楽チンだと痛感しました。
片付けは、楽をしようとして、手を抜いてはいけませんね。