シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

こんまりさんに影響を与えた、「捨てる!技術」の著者、辰巳渚さんの訃報で改めてそのエッセンスを振り返る

こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」が出版されたのが2010年。

それより10年さかのぼった2000年、まだまだ「もったいない」という意識が強かった日本人に「捨てる」ことをセンセーショナルに提案した辰巳渚さんが不慮の事故でお亡くなりになりました。

改めて、辰巳さんのご著書のエッセンスについて振り返ってみたいと思います。

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こんまりさんも、子どもの頃、辰巳さんの本を読んで衝撃を受け、その後の人生に影響を与えられたと語っています。

辰巳さんは、元々広告プランナー。

企業が経済成長していくために、どんどんものを作り、消費者の欲望を刺激して買わせる仕事をして来られたゆえに、日本中の家庭がものに溢れた状態になっている問題に、いち早く気がつかれたようです。

当時、「捨てる!技術」は100万部を超えるベストセラーとなり、私も読みました。

ただ、私の中の「もったいない」意識が根強く残っていた中で読んでも、馬の耳に念仏状態。

この「もったいない」意識こそ真っ先に捨てない限り、実践はできませんでした。

そして、未だにその意識が捨てられず、実践できない現実があるわけです。

消費者と企業の悩ましい関係

改めて、辰巳さんのお仕事であった、広告プランナーという側から経済の流れを考えてみると、消費者である私達と企業の間には悩ましい関係があります。

企業はものが売れれば業績が良くなり、繁栄していく存在です。
なので、ものをどんどん作り続け、売り続けていく必要があります。

企業が作ったものの最終的な売り先は、消費者と呼ばれる一般家庭。

一般家庭で本当に必要なものは、それほど多くなく、企業側が仕掛けた「欲しい」「必要かも知れない」という刺激に反応して、使うかどうか分からないようなものをつい買ってしまう。

その結果、家中にものがあふれかえってしまっている状態なのです。

消費者はものを買うほどお金がなくなって行く

ガラクタとなってしまった家中の不要品も、元々はお金でした。

消費者は、ものを使い倒して、そのものを消化し、きちんと消費するのではなく、買い物する人と化して、お金だけを消費する人にすり替わってしまいました。

手に入れたものは、消化できないまま家中に溢れだし、それでも目新しいものがあれば飛び付いて、お金を消費する。

結局、家庭の繁栄のためというよりは、企業の繁栄のためにお金を投じていたのです。

そう考えると、一旦身の回りのものを全てリセットして(捨てて)、自分が本当に必要なものだけ手に入れて生活することの方が豊かになれることに気がつきます。

今さらながら、辰巳さんの「捨てる!技術」がどれだけ素晴らしいものだったのかを気づきました。

「捨てる!技術」のエッセンスとして、考え方10ヶ条とテクニック10ヶ条をご紹介します。


捨てるための考え方10箇条

第1条 ”とりあえずとっておく”は禁句
第2条 ”仮に”はだめ、
第3条 ”いつか”なんてこない
第4条 他人のとっても便利は”私のじゃま”
第5条 ”聖域”を作らない
第6条 持っているものはどんどん使う
第7条 収納法・整理法で解決しようとしない
第8条 ”これは捨てられるのでは”と考えてみる
第9条 ”しまった!”を恐れない
第10条 完璧を目指さない

引用元:「捨てる!技術」宝島社 辰巳渚著

捨てるためのテクニック10ヶ条

第1条 見ないで捨てる
第2条 その場で捨てる
第3条 一定量を超えたら捨てる
第4条 一定期間を過ぎたら捨てる
第5条 定期的に捨てる
第6条 使い切らなくても捨てる
第7条 ”捨てる基準”を決める
第8条 ”捨てる場所”をたくさん作る
第9条 小さなところから始めてみる
第10条 誰が捨てるか、役割分担を決める

引用元:「捨てる!技術」宝島社 辰巳渚著


辰巳さんのご冥福をお祈り申し上げます。