どんなに本を読んだり知識をつけても、物が捨てられない人は、不要なものと必要な物の見分けがつかないというのが最大の悩みだと思います。
私も家が散らかっているときは、全部が必要な物だと思っていましたから物を捨てるということができませんでした。
物を捨てる基準がよく分からない場合、身近にあるものを利用したツールを使うことで簡単に見分けがつき、断捨離もスムーズに行くようになります。
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物を捨てる基準を見分けてくれるツールとは?
今回ご紹介するツールは、整理収納アドバイザーのテキストを参考に作りました。なので信憑性は、高いです。
用意する物
不要なスカーフまたは風呂敷2枚
空き箱2個
これだけです。
準備すること
まず、1枚の不要なスカーフを広げ、
真ん中に、縦軸と横軸を書きます。
横軸の左端には「使っている」、右端には「使っていない」と書きます。
更に、縦軸の上には、「大事」、下には「大事ではない」と書きます。
このスカーフを便宜上「第一ステップ」と名付けます。
もう1枚のスカーフにも広げて、縦軸と横軸を書きます。
このスカーフは、左上の部分に、「使用頻度1.1回/1日」、右上部分に、「使用頻度2.2~3回/週」、右下部分に「使用頻度3.1回/週」、左下部分に「使用頻度4.1回/月~数ヶ月」と書きます。
このスカーフは便宜上「第二ステップ」と名付けます。
更に、用意した2つの箱のうち、ひとつの箱に、「使用頻度5.1回/年」、もう一つの箱に「使用頻度6.使っていない」と書きます。
物を捨てる基準を判断するツールの使い方
使い方は、まず片づける部分のものを「第一ステップ」スカーフの4領域のどれかに次々に置いていきます。
全部置いた後、右下部分の「使っていない」かつ「大事ではない」部分にあるものは、明らかに捨てるものです。
この部分の物を捨てます。
更に、「第二ステップ」スカーフを広げます。
このスカーフの上に、「第一ステップ」スカーフの残りの3領域「使っている」「大事」、「使っていない」「大事」、「使っている」「大事ではない」にあるものを、使用頻度別に置いていきます。
「使用頻度1」~「使用頻度4」まで置きます。
それ以外の「使用頻度5」「使用頻度6」については、箱に入れていきます。
「使用頻度6」に入ったものは、使っていないもので、捨てても困らないものですが、迷いがあって手放せないということなので、保管期限を決めて置いておきます。
保管期限が来たら、「捨てる」、「寄付する」、「売る」などして処分します。
物が捨てる基準が分からなかったら、システマティックに行うことをおすすめ
やましたひでこさんの「断捨離」は、自分自身にとって「要・適・快」かという基準で残すものを選ぶことから始めます。
更にこんまりさんの「片づけ」は、「ときめき」を基準に残すものと手放す物を決めます。
どちらも、自分自身の心や直感を基準にしますが、それができないとなかなか物を捨てられません。
物を溜め込んでしまう人は、私もよく分かるのですが、そのような感覚が麻痺しているのです。
正直に言いますと、私は未だに「ときめくもの」や「要・適・快のもの」が分かりません。
心地よい物に囲まれて暮らしたいですが、今ある使える物を手放せずにひたすら消費しているという段階です。
やはり、引き受けた物は、使い込んでから手放すという気持ちがある限り、潔く捨てられないのが悩みどころなのです。
そんな私のようなタイプの人にとって、今回ご紹介したツールはとてもお役に立てるのではないかと思います。