不要になった子どもの制服、検索したことで情報に翻弄され、思わず売りそうになってしまいました。
その顛末についてご紹介します。
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不要になった制服、情報に翻弄された顛末とは?
先月まで子どもが着用していた中学校の制服。3年前に中学入学時に購入したものですが、体操服と合わせて7~8万円くらいかかりました。
わが家にあるものの中では高級品の部類です。
生地は丈夫だし、裁縫もしっかりしている、この高級品を、ゴミに出して処分するのは、あまりにももったいなく、処分に躊躇しておりました。
しかし、先月には入学する学校の制服も到着し、古い制服の置き場もなくなりました。
悩んだ末、みんな、どうしているんだろうと気になり、何気なく「不要になった制服」とグーグル検索してみたのです。
そして、表示された検索結果の情報に判断を間違えそうになりました。
「不要になった制服」、判断を間違えそうになった情報とは?
私が判断を間違えそうになった情報ですが、そもそも検索トップに「制服の買取り業者」が表示されたことが始まりでした。
まさか「買い取り業者」が検索結果で堂々と一位で出てくるとは思っても見なかったのですね。
しかも、その買い取り業者は、怪しい気配は一切無く、一般の買い取り業者のサイトと何の変わり映えもない様子で、「いらっしゃいませ」と明るく呼びかけてくる感じだったのです。
このサイトを見て私が思ったのは、
「制服って買い取ってもらえるんだ、ふーん」
「不要になった制服って、みんな、買い取ってもらっているんだ」
制服を買い取ってもらうって怪しいと思っていましたが、クリーンなイメージで堂々と検索トップに現れたサイトに、何の警戒心も持たずに、買い取ってもらえるなら買い取ってもらおうかな、とまで思ってしまったんです。
不要になった制服を買い取り、気になった点とは?
しかし、やはり、一つ気になることがありました。
それは、「その業者は、制服を買い取った後、どうするのか?」という点でした。
20年ほど前、「ブ●セラショップ」などが社会問題になり、いくつものショップが摘発もされていました。しかし、最近は聞かなくなりましたから、もうそんなショップは撲滅されたんだと思っていました。
しかし、ニーズがある限り、似たようなショップは、姿を変えてどこかで営業しているだろうし、もしそんなショップで、うちの子の制服が売買されたらイヤだなと思ったんですね。
そんな私の不安を払拭してくれるように、制服の買い取り業者のサイトには、「ブ●セラショップのようなコンセプトでで販売する目的はない」としっかり明記してありました。
だったら、どんな目的で買い取るのか、やっぱり気になります。
買い取られた制服はどんな目的で使われるのか?とても気になりましたから、他のサイトもいくつか調べていくうちに、この業界の怪しさがだんだん見えてきました。
制服買い取り業界の怪しさとは?
真っ先に「怪しい」と感じたのは、同業者間で、他店を誹謗中傷しているという点でした。
例えばA店について「A店 評判」などで調べていくと、「A店をおすすめしない理由」などというタイトルで、名指しでライバルであるA店の実状を暴露しているB店が出てきます。
B店のサイトによれば、
「A店は、名前を変えていくつものネットショップを持っている」
「制服専門店でコレクターに販売している」
「安く買い叩く」
「クリーニング代を3千円請求する」
「見積もりで郵送した制服の返却に6千円近く取る」
などです。
A点の弱点を優しく教えてくれるB店は健全なショップなのかと言えば、B店のサイトには、「高額買い取りする高校リスト」などがあり、具体的な高校名がリストアップされています。
リストアップされた高校名は、ほとんどが有名私立中学・高校。私立です。そのような有名私立に子どもを通わせる裕福な家庭で、誰が着たのか分からない中古の制服を自分の子どもに着させるようなことはするはずがありません。
そうなると、このショップでわざわざその高校を指定して制服を購入するのは、その制服を着用する子の親ではなく、それ以外の目的で購入する人です。
元々、その学校に通いたくとも通えない学生が買って、着て歩くのでしょうか???
まさか。。。
評判や口コミすらもやらせの嵐
それでも私は、しぶとく「A店 口コミ」「B店 口コミ」などで検索して、比較サイトなどの口コミや評判も見ました。
いくつかの比較サイトにあった評判の良いコメントを読んで、全部「やらせ」だと確信しました。
確信した理由は、ここでは書けませんが、間違いなく誰かがお金を出してやらせ口コミを書かせていました。
不要になった制服の買い取り業者の目的はただ一つ
調べるまでもなく、制服の買い取り業者の目的は、ただ一つでした。
しかし、情報に翻弄されて、思わず制服を売りそうになってしまっておりました。
「不要になった制服を売る」という危険な行動をしてしまいそうになった私もバカですが、知らず知らずのうちに元々あった警戒心が薄れてしまう情報の怖さも体感しました。
不要になった制服は絶対に売っちゃだめですよ。
私は、不要になった制服は、もったいないですが、ゴミとして処分することに決めました。
何気ない検索で情報に翻弄され、間違った判断を下しそうになる可能性もありますので十分ご注意くださいね。