びっくりしました。
まるで山の絶壁から谷底をのぞくような感じです。
宝塚大劇場の3階席(B席)ってすごい位置ですね。
先日、MESSIAH(メサイア)と百花繚乱を堪能して参りました。
三階席の後ろから2列目くらいから拝見しましたが、ジェンヌさんたちのパワー、ビシバシ伝わってきましたよ。
今回観劇した、メサイアと百花繚乱を観た感想についてご紹介します。
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舞台は、波の音とともに劇が始まります。
最初、舞台にいる役者さんたちの姿にびっくりしまいた。
「こんなとこで何しているの??」
って思うくらい、ジェンヌさんらしくない衣装で現れたからです。
その衣装とは、「もんぺ」です。
舞台が、田舎の島で、時代設定も江戸時代。ジェンヌさんたちの役も農民ですから「もんぺ」姿で当然なのです。
最初、地方の劇団かと思ってくらいです。
しかし、すぐにタカラヅカらしさは出てきました。
やっぱり、ミュージカル。歌と踊りが入れば、どんなに地味で貧しい設定でも華が表れます。
特に、チャンバラがミュージカルで演出されたのは感激しました。
刀すらも小道具として踊りに利用されているのをみて、やっぱりタカラヅカだな。
どんな状況設定も「夢と平和に通じている」と思わずにはいられませんでした。
今回の舞台で私が印象的だったのが、娘役トップの仙名彩世さんのソプラノ。
どの音程まで出るのだろう?と言うくらい高い声は、異次元でした。
歌も上手く、透き通るような声が際立っていました。
ストーリーは単純で、話にぐいぐい入り込めます。
そして、ラストシーン。
ラストにもタカラヅカ色がくっきり。
男役トップスターの明日海りおさんと娘役トップの仙名彩世さんが神々しく現れ、締めてくれました。
地味な舞台設定とストーリーですが、タカラヅカで観ることにより、華やかな非日常を堪能することができました。
第二部のショー「百花繚乱」は、夏とタカラヅカが合体した演出になっていました。
歌謡曲もあり、ニューヨークっぽい雰囲気もあり、スペインの闘牛シーンもあり、黒燕尾、タキシードなど、タカラヅカ男子が映える歌と踊りのショータイム。
やっぱり、タカラヅカは、ショーが楽しいです。
ストーリーを追うこともなく、頭を使わずに観れるので超高速で時間が過ぎていってしまいます。
そして終わった後、「あぁ、やっぱり来て良かった」「また来よう」と思いました。
すごいね、ジェンヌさん。
ところで、舞台はほぼ毎日、午前と午後の2回あります。
ジェンヌさんたちは、一日に2回も、フルに歌って踊り続けなくちゃいけない。
相当なスタミナが必要ですよね。
この猛暑の中で、どんなに疲れていても笑顔でキレのあるダンスと歌声をレベルを落とさずに魅せ続けるってすごいことなのだなと思いました。
夢をありがとう!
また観に行きます。