頭の中を整理するつもりで始めた「手帳」「ノート」「メモ帳」「スケジュール帳」「Todoリスト」。
しかし、あっちこっちに書き散らかし、益々混乱しております。
最近、「断捨離ノート」「家事ノート」「エンディングノート」も始めましたから、10冊近くを同時進行で走っています。
わかりきっていたことですが、数が増えると管理が大変になります。
今年立てた目標は、どこに行ったのか分からなくなってしまいました。
ものの管理も苦手ですが、情報の管理や思考整理は更に苦手。忙しすぎて、大事な予定すらも忘れてしまうこも頻繁にあります。
何とかならないものかと、試行錯誤を繰り返し、手帳に関してはジプシー状態。今年に入り、既に3冊も浮気しています。
そしてとうとう4冊目の浮気。「バレットジャーナル」を始めてみました。
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「バレットジャーナル」が、シンプルライフにうってつけな理由
「バレットジャーナル」は、アメリカニューヨーク在住のデジタルプロダクトデザイナーである、ライダー・キャロル氏によって開発されたノート術です。
キャロル氏は、ADD(注意欠陥障害)に悩まされ、ご自身の課題を克服するために長い年月をかけて「バレットジャーナル」を生み出しました。
私は最初「バレットジャーナル」と聞いたとき、ポップでカラフルな絵を使った手帳術だと勘違いしてしまいました。「バレット」を「Palette パレット」と読み間違えてしまったのです。
「バレットジャーナル」の「Bullet バレット」は、箇条書きのこと。「バレットジャーナル」は、箇条書きを利用して、スケジュール帳、日記、備忘録、ノート、メモ、Todoリスト、プロジェクト管理などを1冊のノートで行うことができるノウハウです。
やり方はいたってシンプル。1冊のノートで情報や頭の中が整理されますから、シンプルライフを送るにはうってつけの方法ですね。
バレッとジャーナルを使う効果とは?
バレットジャーナルを実践することで、次のような効果が期待できます。
- 頭の中のごちゃごちゃを整理し、問題を客観視できる
- 1冊のノートにまとめるので、情報が散乱しない
- 何が重要で、なぜ重要なのかを選別できるようになる
- 自分にとって有意義な目標を達成できる
- 習慣化やルーチンなども管理できる
- いったい自分は何者であるのか、いったい自分はどんな信念を持っているのかを自らの言葉で明確に定められるようになる
- 過去を振り返り、今を整理し、未来を計画的に過ごすことができる
- タスクを減らし、本当に意味のあることを見極めて集中できる
など。
「バレットジャーナル」を使った効果をザックリとまとめれば「自分自身の理解を深めてくれるツール」だとも言えます。
バレットジャーナルを使った思考整理の方法とは?
思考整理の方法は、一旦頭の中の思考を、箇条書きで外に出し(書き込み)整理していくと言うやり方で、ものの整理と同じ。
その具体的なやり方は、
「ラビットロギング」と呼ばれる記入ルールで、箇条書きに書き出した項目を、「メモ」、「イベント」、「タスク」に分類。
「コレクション」と呼ばれるテンプレートを使って、「インデックス」、「フューチャーログ」、「マンスリー」、「デイリー」などをを管理。
更に、パーソナライズしたオリジナルコレクションで、プロジェクトや備忘録、習慣化などの管理を行います。
これら全てを1冊のノートで行っていきますから、中身はかなりごちゃごちゃになってしまう危険があります。
しかし、1冊のノートでもごちゃごちゃにならないのは、「インデックス」と呼ばれるページで、どのページに何を書いているのかをノートの最初に記していくので、スッキリと管理ができるのです。
色んな手帳が詳しく紹介されていて参考になります。⇒すすめの手帳
デジタルは外の世界とつながり、バレットジャーナルで、内なる世界とつながる
検索すれば何でも出てくるし、スマホ環境は勝手にパーソナライズ化され、高度なシステムが生活に入り込んでいる時代。多様な情報におぼれて、気持ちがかき乱されていました。
- 自分が本当にやりたいことは何なのか?
- やるべきことは何なのか?
じっくり考える暇も無く、押し寄せてくる情報の波に飲み込まれて、いつも不安と混乱の中におりました。
スマホなどのデジタル環境は、外の世界と自由自在につながりますが、自分自身の内なる世界からはどんどん遠ざかって行ってしまうようです。
1冊のノートに、自由に書いて、整理していく時間と作業は、自分自身の内面に向き合う上でとても大事なことだと改めて認識できました。
バレットジャーナルと向きあう時間は、自分の本当にやりたいことを探るトレーニングです。しばらく続けてみて、使い勝手などを報告していきますね。