これまで何十回と本や雑誌を片づけてきましたが、すぐに本棚がいっぱいになります。
一般的な本の片づけ方は、本棚に仕舞うところまでしか解説していません。私は、その方法で何度も失敗。すぐに本棚から本が部屋中に溢れて、元の木阿弥状態でした。
そんな私がたどり着いた、本棚に本をためこまない仕組みについてご紹介します。
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一般的な本・雑誌の片づけ方では挫折する理由とは?
こんまりさんはじめ、一般的な本の片づけ方は、
- 1.家中の本を1ヶ所に集める
- 2.ジャンルごとに分ける
- 3.残す本と手放す本を決める
- 4.手放す本は、売る、捨てる、寄付するなどする
- 5.残した本は本棚にしまう
この方法は、一時的には本は片づきますが、あっという間に本棚から本が溢れ出してしまいます。
本棚がスッキリした状態も、せいぜい持って半年というところでしょうか。
ようやくここまで本を減らした、現在のわが家の本棚の様子です。
私の本の片づけとの格闘については、いくつかの記事でご紹介しております。よろしかったらご覧下さい。
⇒【実家の片づけ】大量の古本を断捨離、480冊を買取業者へ。気になる査定価格は? - シンプルライフ物語
⇒本を断捨離する基準、残す本と処分する本を見極める方法とは? - シンプルライフ物語
⇒本を増やさない方法、私が本を買いすぎる理由と対応策とは? - シンプルライフ物語
⇒本を捨てたくない、だけど手放すことに決めた苦肉の策とは? - シンプルライフ物語
⇒【本の片づけ】片づけ祭りから1年、本の「ときめき」が分からない人のための片づけ方 - シンプルライフ物語
とても重要なのは、「5.残した本を本棚にしまう」から先です。
ここを説明した情報はほとんど出回っていません。
残した本を本棚にしまった後の仕組み作りとは?
そもそも、本を本棚にしまっても、そこから先の仕組みがなかったらすぐに本棚はごちゃごちゃになります。
私は何回となく経験して、その度に片づけ、すぐに本棚がいっぱいになり。。。と繰り返してきましたからはっきり断言できます。
本棚が片づいた状態をキープするため、特に重要な問題は、次の二つです。
- 問題1.本の買い方
- 問題2.本棚に残した本の取り扱い方
それぞれ補足します。
問題1.本の買い方
片づけた後は、本の買い方を見直す必要があります。
残した本があるならば、その本を処分しないうちに買うのは止めた方が良いと思います。
ついつい他の新しい本が気になり、その本を片っ端から買ってしまうと、本棚はあっという間に満杯状態になるからです。
もし、どうしても欲しい本があれば、
図書館の本を借りる、無ければリクエストする
本屋さんで立ち読みする
など、できるだけ本を増やさない努力をします。
私のように、本に対して財布の紐が緩いタイプの人は、極力、本を増やさない覚悟は絶対に必要です。
なぜなら、「1冊くらい良いじゃない」と気が緩み、気づいたら100冊くらい増えていた...というのが何度もあったからです。
過去に何十回と無く失敗しております。
問題2.本棚に残した本の取り扱い方
本棚に残した本ですが、永遠に手元に置いておくわけにはいきません。徐々に本を処分していくシステムを作ります。
私がやっている方法は、次の通りです。
- 1.残した本をジャンル別にタイトルを書き出す
- 2.書き出した本に優先順位を付ける
- 3.優先順位を付けた本から読んで、処分するかまだ残すかを検討する
- 4.読書ノートに本のエッセンスを書き込む
それぞれ補足します。
1.残した本をジャンル別にタイトルを書き出す
残した本は、本棚に飾っておくのが目的ではありません。
本を残したのは、「読む」ことが目的なはずです。
まずは、どんな本を残したか把握しておくために、ノートや紙にジャンル別にリストアップしておきます。
上の画像は、わたしが本棚に残した本をジャンル別に書き出した紙です。124冊ありました。
2.書き出した本に優先順位を付ける
リストアップした本のタイトルから、読みたい本の優先順位を付けます。
できれば、その本を読む予定の日、読み終えるまでにかかる時間などを記入しておくと、一つの目安になります。
3.優先順位を付けた本から読んで、処分するかまだ残すかを検討する
優先順位を付けた本から読み、その本を処分するか手元に残しておくかを検討します。
何度も読みたい本を手元に置くか、電子書籍化。
もう読まないと思った本は、処分するか買取してもらいます。
4.読書ノートに本のエッセンスを書き込む
本を読んだら、読書ノートにその本のエッセンスを書き込んでいきます。
こちらの本は、情報整理に役立っています。
斎藤孝さんの「1冊読み切る読書術」と浅田すぐるさんの「すべての知識を20時でまとめる」です。
本の目次も書いておくと良いです。
だいたいの本は、目次が分かると、どんな内容が書かれていたかが憶測できます。
ジャーナリストの池上彰さんは、読んだ本の目次をデータ化して、必要な情報をいつでも取り出せるようにしているようです。
どんな内容が書かれていた本なのか、分かれば、その本を処分することに迷いはなくなるはずです。
本や書類などの紙類の片づけのトピック集です。⇒[紙,本,書類]整理,収納,お片付け
本棚を循環させる仕組み作りは、片づけよりも超重要だと思う
本は片づけよりも片づけた後の方が超重要だと思います。
本の片づけは、単なるモノの片づけではなく、情報整理です。
この認識がないまま片づけを終わらせたつもりになると、いつまで経っても本の片づけに悩む人生がつきまといます。
残した本の情報整理をしながら、少しずつ処分する仕組みがないと、せっかく残した本なのに活用せずに、新しい本に埋もれて本棚がいっぱいになってしまうちう悪循環を繰り返してしまいます。
私は、これまでの人生で一番お金を使ったのは「本」だと思います。恐らく年間50万円以上は使っています。
多分、田舎にちょっと良い家を一軒、建てられるだけのお金をつぎ込んでいました。
自戒の意味を込めて、本の片づけは、買い方と読み方を含めて慎重にしていきたいなと思いました。