元々、人付き合いや人間関係が苦手です。
基本的な人間関係ができないと子育にも影響してムダな苦労をしてしまうというのを身をもって経験しました。
上手くやっている人と私とでは何が違う?というのが長年の悩みで試行錯誤を繰り返してきましたが、ようやく答えが見つかりました。
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人間関係や子育ての秘訣とは?
人間関係が上手くいかないのは、自分の育った環境や性格のせいだとずっと思ってきました。
機能不全の家庭で育ち、元々悪い方へ考える癖も手伝い、友だちもほとんどできませんでした。
ムリに性格を作り、明るく振る舞っていた時期もありましたが、疲れるだけだったし、偽りの自分を演じているようで非常に気持ちが悪かった・・・
そんな私でも結婚できたのは、モノ好きな主人がいてくれたおかげです。そんな奇特な主人とも上手くやれていなかった。特に子育てに関しては、子どもも私の影響か、勉強や努力よりも友だち関係で悩む子になってしまいました。
正直にわが家の状況を晒すと非常に重くなのですが、更にその重さに追い打ちをかけたのが、子どもの高校受験問題。そこで私はにっちもさっちも行かなくなってしまっったのですね。
そんな状況で出会ったのが、「親業訓練」というものでした。
「親業訓練」とは?
「親業訓練」とは、ゴートン博士というアメリカで活躍する臨床心理士が1970年くらいから始めた親の教習所みたいなトレーニング講座です。
受験勉強もせずにスマホ依存気味の子どもに悩み、たまたま検索したらたどり着いたのが「親業訓練」でした。
本を取り寄せて読み、感激し、親業トレーニングをやってくださる方が近所にいるという偶然も重なり、受講してみたところ、ドンピシャり。
子育てだけではなく、これまでも私がムダに悩んできた人間関係の答えもここにあったのです。
「親業訓練」で私が感激した2点
特に私が感激を受けたのが次の2点です。
- 1.12のやりがちなコミュニケーションパターン
- 2.わがままに思われない自己主張のやり方
それぞれ詳しくみてきます。
1.12のやりがちなコミュニケーションパターン
人間関係の基本はコミュニケーション。相手の会話のキャッチボールと言われています。
しかし、私は具体的なやり方が分からず、良かれと思って反応していた言葉や長年の習性で身についた無意識に出てくる言葉のほぼ全てが、人間関係をこじらせる、12のコミュニケーションパターンに当てはまっておりました。
通りで、友だちができないわけだ、夫婦関係が悪化するわけだし、子育ても失敗するわけです。
このコミュニケーションのパターンを改善するだけでも、人間家計や子育ての改善の余地はまだまだありそうです。
2.わがままに思われない自己主張のやり方
親業訓練は、「親だからと言って我慢しなさい」と言うことは一切書いておらず、むしろ、親の不快を上手に子どもに伝える公式も紹介されています。
この公式通りに伝えるようになり、ムダに「勉強しなさい」とか「スマホ止めなさい」「いつまでYouTube観ているの」とか怒鳴る必要もなくなりました。
ホント、不思議です。
更に、例えば人間関係で「なんだかイヤだな」という場面に遭遇した時、「大人なんだから我慢しなければ」と思っていましたが、その公式を使えば、自分の「イヤだな」と思う感覚を上手に相手に伝えることができます。
それで何度か実験に主人に伝えてみましたが、相手を怒らせることも不快に思わせることもなく、自分自身の主張を通すことができました。
人間関係についての本も出ています。
親業訓練を、学校の必修科目に!
この「親業訓練」の考え方ややり方を学校で教えてくれたら、誰もが社会に出てムダに人間関係で苦労することもないだろうし、親子関係がギクシャクして家庭内暴力などという悲劇を増やさなくて済むのではないかと思いました。
ただ、よくよく考えてみたら、学校とは徹底した上限関係を教え込み、指示されたとおりに動く人を訓練する、養成所みたいな場所ではないのか?と思ってしまいました。
上の者に従順な大人を養成すれば、支配する側にとってはもの凄く好都合ですよね。
しかし、その上下関係が必然的に弱い者に窮屈な思いを強いて、更にその弱い者に窮屈な思いをさせて負の連鎖を引き起こすという弊害が生まれます。
その結果が、いじめや家庭内暴力などが無くならない原因になっているように思いました。
そんな負の連鎖に巻き込まれないためにも、やはり、親業訓練のような学びは大きいなと思います。
もし、人間関係や子育て、夫婦関係などで悩んでいるようでしたら、おすすめです。
私も学びの途中、ミニマムな努力で良好な人間関係や子育てをするために日々トレーニングに励んでいます。