無印良品の肩の負担を軽くするリュック。
コットンタイプだと、白(生成り)と黒しかありません。
黒は元々好きではないので、白(生成り)を選びました。
しかし、白い状態をキープする自信が無く、染めるつもりで購入しました。
生地を染めるのは初体験でしたが、想像していた以上に簡単に染めることができました。
染めた方法と最終的に私を待ち受けていた残酷な結末についてご紹介します。
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無印良品の白のリュックを染めた具体的な方法
お店から家まで持ち運ぶ間に、さっそく汚れてしまったホワイトのリュック。
1ヶ月後には、白の姿が分からなくなるほど、黒っぽくなってしまう危険が充分あります。
汚れで薄黒く染まってしまう前に、リュックを染めることに挑戦しました。
まず、大まかに材料と手順をご紹介します。
染めるときに必要になる材料は、
- 染料(ダイロン)
- 色落ち止め(カラーストップ)
- 塩
- ボール
- 泡立て器
- 箸
- ビニール手袋
- 温度計(あれば便利)
です。
染めるまでの手順は次の通りです。
- 0.材料を用意する
- 1.リュックを染める場所を確保する
- 2.お湯を沸かす
- 3.リュックを濡らす
- 4.染料をお湯で溶かす
- 5.お湯で溶かした染料を染める場所に入れる
- 6.6リットルのお湯を追加する
- 7.塩を入れる
- 8.染めるリュックを入れる
- 9.20分間もみ洗いする
- 10.20分間放置する
- 11.色落ちがしなくなるまですすぐ
- 12.色落ち止めを行う
- 13.脱水する
- 14.日陰干しする
最終的に日陰干しするまで1時間半くらいかかりました。
それぞれの工程を実際に行った様子をまじえて補足します。
生地を染めるまでの具体的な手順
実際に染めた様子をご紹介しながら手順をお伝えします。
0.材料を用意する
今回、最初に用意したのは染料でした。緑っぽい色に染めたかったのでオリーブを選び、カラーストップと一緒に楽天で購入しました。
染料は、250グラムに対して1袋必要と書いてありましたので、リュックの重さを測ってみました。500グラム近くありましたので、2袋注文。
その他の道具は、泡立て器を購入。後は家にあるもので間に合わせました。
1.リュックを染める場所を確保する
一番気がかりだったのがリュックを染める場所の確保でした。
リュックは高さが45センチほどあります。背中部分は固くなっていて曲がらないようになっています。
45センチ以上のバケツか桶を探しましたが、もし買っても置く場所がないことに気づいて、購入するのを止めました。
押入れ収納の引き出しケースも考えましたが、耐熱温度が心配になり、やめました。
結局、洗面所にゴミ袋で覆って、行うことにしました。
ズームアップします。
2.お湯を沸かす
まず、お湯を沸かしました。
説明書きを読むと、粉状の染料を溶かすのに、まず500ミリリットル、更に6リットルのお湯の追加が必要と書いてありました。
6リットルを湧かす鍋などありませんので、2つの大きな鍋で湧かしました。
3.リュックを濡らす
お湯を沸かしている間に、白のリュックをお風呂場に入れて、濡らしました。
撥水加工されていて水を弾きやすくなっているので、濡らしにくい状態でした。
4.染料をお湯で溶かす
まず、染料の粉をボウルに入れて、80度のお湯を500ミリリットル加えて粉を溶かします。
このとき、温度計で測ったのですが、80度にはなかなか到達せず、70度で溶かしました。
それでも問題ありませんでした。
5.お湯で溶かした染料を染める場所に入れる
溶かした染料を、染料を染める場所として確保した洗面所のゴミ袋に入れました。
その時、新しい車に乗った時のような、独特の香りがツンと鼻にきました。
6.6リットルのお湯を追加する
次に、80度の6リットルのお湯を、ゴミ袋に追加しました。
このときも80度には厳密にはならず、70度くらいのお湯を入れました。
7.塩を入れる
ここで本当は塩30グラムを入れるはずが、何を思ったか、白のリュックを染料の中に突っ込んでいました。
突っ込んだ後に、気づいて、慌てて塩を投入。
素早く染料の中で塩が拡散することを祈りました。
8.染めるリュックを入れる
ここで染めるリュックを入れなければなりません。
順序が入れ替わってしまいました(汗)
9.20分間もみ洗いする
染料の中に入れたリュックを20分間もみ洗いします。熱湯を入れたばかりの状態は、熱くて手を入れるとやけどします。
まずは箸で揉みます。
10分ほど経過してからゴム手袋をして手を入れてもみ洗いしました。
まだ暑かったです。
ゴム手袋は、1枚では暑くなりすぎるので、3枚くらい重ねておくと良いと思います。
5分ごとに色の変化をみてきます。
【5分経過】
【10分経過】
【15分経過】
【20分経過】
着実に色が染まっています。
10.20分間放置する
何となく黒っぽく染まっているのは、明かりが暗いせいだと思っていました。
20分間のもみ洗いが住んだら、20分間放置します。
ビニールシートをかけてお湯が冷めないようにしました。
11.色落ちがしなくなるまですすぐ
20分後、水で染料が落ちなくなるまで洗います。
今度は家にあった折り畳み式の桶を使いました。
リュックを入れかえ、水でじゃぶじゃぶ洗います。
色落ちがしなくなるまで洗いました。
濡らしても色落ちしません。
12.色落ち止めを行う
色落ち止めを桶に入れ、リュックがかぶるくらいの料のお湯を入れます。
色落ち止め(カラーストップ)です。
桶に入れます。
お湯の温度は40~60度です。
リュックを入れて、15分間放置。
15分後、サッと水洗いします。
このとき、色落ちしますが、余分な染料を落としているのだそうです。
13.脱水する
洗濯機で脱水しました。
14.日陰干しする
日陰干しします。
無印のリュックを染めて起きた残酷な結末とは?
ここまで来て、ようやく私は気がつきます。
- オリーブで染めたはずなのに、なんで黒っぽくなってしまうのだろう?
- 乾けば、オリーブ色になるのか?
そこで、何となくハタと気づいて、染料のパッケージをみたら、「ブラック」と記載があるでは、ないですか!
私、すごくショックでした。黒いリュックがイヤだからわざわざ白を買って染めたのに、染めた色がブラックだなんてしゃれになりません。
自分が間違えて注文したせいだと思い、注文内容を確認したら、ちゃんと私、オリーブを頼んでいました。
ショップにクレームの電話を入れる
このショックを誰にぶつけたら良いのか分からず、ショップに電話しました。
注文したモノとは違う色が届いたのを気づかずに染めてしまったことを伝えました。
電話に出た担当者の人は、お店のミスを認め、申し訳ないと何度も謝りました。
料金は、返金してもらうことになりました。
それでも、黒になってしまったリュックは元には戻りません。
- 黒になってしまうならば、最初から黒のリュックを買って置いた方が良かったんじゃないの?
- この2時間弱、私は何をしていたのだ!!
と思うほど残念な気持ちになりました。
染めたリュックは、無印の黒とは少し色合いが違う
最終的に、黒と言うよりもグレーに近い色になりました。
背中の部分やリュックの中身、糸目などは、薄いグレーになったので、無印で売っている真っ黒のリュックとは若干違います。
このリュックを使うか、それとも新しいリュックを購入するか悩み中です。
無印の肩の負担が軽くなるリュックはこちらの記事で詳しくご紹介しております。よろしかったらご覧ください。⇒無印良品の肩の負担を軽くするリュック、ホントに肩が楽になるの?実際に試してみました。 - シンプルライフ物語
それにしても、やはり、染める前に、染料の色をちゃんと確認していなかった私が悪かったですね。
もし、染める場合は、色の確認、しっかりやって下さいね。