マンションの収納やクローゼットと格闘して数ヶ月。
たどり着いたのは、収納やクローゼットはスーツケースそのものではないのか?と言う結論に至りました。
なぜなら、、、
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部屋の大きさに関わらず、「部屋の空間にはそれぞれ目的があり、その目的に必要なものを入れるために収納やクローゼットがある」とようやく気がついたからです。
「そんなこと、当たり前じゃ無いの?」
と、片づけ上手な人にとって、「毎日歯磨きしましょう」というくらい常識的な考えなのかもしれません。しかし、片づけ収納が苦手な私にとっては、これまで考えもつかないことでした。
収納は、単純にものを入れて置くところだと考えていましたから、何でもかんでもキレイに詰め込みたい。そのために整理収納のアイデアを探し、収納グッズを買い込んでおりました。
しかし、使わないものやその場所に必要の無いものは、どんなに整理収納のアイデアを駆使してバッチリキレイに詰め込んでも使わないし、その場所で本当に必要なものを使う場合に邪魔になります。
その結果、あっという間に乱れ、ぐちゃぐちゃになり、どこに何があるか分からなくなり、本当に必要なものが埋もれて、使いにくくなってしまうのです。
これが私が片づけを苦手にする最大の原因でした。
部屋の空間は旅先だと考えてみよう!
例えば、リビング。
ある一角は電話を受ける場所、ある一角はテレビを見る場所、ある一角はご飯を食べるところ、更に夜は寝室になる、など、リビング一つを取ってみても、それぞれの場所に目的があり、数センチの移動ですが、「旅」をしています。
その場所の目的を旅の目的地だと考えてみると、その場所に置いている収納の使い方が違ってきます。そして、その収納はその目的地に必要なものだけを詰め込んだスーツケースだと考えてみると案外しっくりくるかもしれないな、思いました。
そうなると、やみくもに不要なものは荷物になるし、快適な旅の妨げになので詰め込みません。
特に、リビングは家族全員が使う場所ですから公共の場。
個人的に使用する鏡などの私物を置いて置き、「他の人は使ってはダメだ」「誰かが勝手に使った」「ここに置いておいたけど無くなってしまった」などと騒ぐのはもってのほか。
先日、リビングの片づけをした際に、私の私物がたくさん出てきたことで、もの凄く反省しました。
そう考えると、狭い台所にも、
野菜を切る場所
火をかける場所
洗う場所
と、それぞれの目的があり、その場所目的に必要なものだけをそこにある収納に入れておけば良いのです。
その場所に向かうことは、
野菜を切る旅
火をかける旅
洗う旅
をしていることになります。
部屋の中での、わずか数センチばかりの移動とは言え、旅先に向かっています。
その旅先での目的を果たすために必要なものだけがあれば良いのです。
収納・クローゼットはスーツケースが形を変えたもの
そうなると、やはり収納やクローゼットはスーツケースが形を変えたものに過ぎません。
キレイにきっちり整理収納されていることが収納やクローゼットの役割では無く、その旅の目的を最大限楽しむために必要な道具を取り出しやすいように仕舞う場所。
これが、収納・クローゼットの役割なんだと分かりました。
あなたのおうちには、旅先がいくつありますか?
そして、その旅先に必要なものは何ですか?
スーツケースには、必要なものだけが取り出しやすいように入っていますか?