シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

「ときめき」や「断捨離」だけでは解決しない、モノを捨てられない「ためこみ症」の特徴とは?

こんまりさんの片づけを始めてから1年以上が経過しました。

ときめく感覚が分からず、断捨離の本も乱読。とにかく不用品をたくさん捨ててきましたが、未だにモノが多く、スッキリ片づいておりません。

元々モノを捨てられないタイプなので、バッサバッサとモノを捨てられず、それは自分の性格のせいかと諦めていました。

しかし、最近、どうやら「ためこみ症」という病気の疑いが色濃くなりました。

「ためこみ症」の特徴と、改善方法についてご紹介します。

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「ためこみ症」とは?


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臨床心理学教授、五十嵐透子著「かたづけられないのは『ためこみ症』のせいだった!?」によると「ためこみ症」とは、次のように解説されています。

2013年のアメリカ精神医学会の診断基準「DSM-5」で病気の一つとして、新たに加わりました。ひとことで言えば、その名の通り、大量にモノをためこむ精神疾患です。脳の特定の部位が特有の働き方をする生物学的側面だけでなく、心理面と社会面の影響し合っている複雑な状態です。

うつ病、注意欠陥・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症なども、同じようにモノをためこむ症状があるため、これらと混同され、区別がつきにくいようです。

しかし、「ためこみ症」は、他の病気とも併発する場合もあり、素人では、判断がつきません。

正確な判断は、しかるべき専門機関で専門医などに診断されることを推奨します。

「ためこみ症」の特徴と私との共通点

具体的な「ためこみ症」の特徴は次の通りです。

それぞれ、詳細を補足して、自分の行動と比較してみます

1.モノを「自分の一部」と思っている

モノを処分したりモノを手放したりすることに、普通では考えられないような苦痛を感じる人もいます。それはまるで、モノが自分の一部であり、それを処分すると自分の一部がもぎ取られるような感覚でもあるのです。

まさに私はこの状態に悩まされています。会社員時代に着用していたジャケットが捨てられず、15年以上クロゼットで眠っておりましたし、新入社員の時に配布された「社会人の心得」という紙も持ち続けています。

小学校時代の色鉛筆もなかなか捨てられず、昨年、ようやく手放しました。

2.高価なモノ=価値のあるモノ」とは限らない

ためこみ症の人は、「実際に価値があるモノかどうか」には関係なく、ほとんどの所有物を手放すことが困難です。

先日の、空き箱もそうですが、紙袋やもらい物、本や雑誌、セミナー資料など使うあてもなく、見返すこともないものを所有物だと認識して手放すことができません。

他人から見たら、私はガラクタの中で生活しているように映るかもしれませんが、私は贅沢な暮らしをしていると錯覚しています。

3.モノが多くて部屋を本来の目的で使用できない

 

家中にモノがあふれており、キッチンに衣類があるなど、本来その場所とは関係のないモノもためこまれていることがあります。

一年ほど前まで、リビングダイニングがモノに汚染されていました。特にダイニングとキッチンを橋渡しするカウンターテーブルは、物置と化して本来の目的を果たしていませんでした。

収納家具を捨て、集まってくるモノを選別し、レイアウトを見直すまで、およそ1年かかりました。

4.家の一部が倉庫化してしまうことで、生活や健康に支障が出る

所有物を保管・保存し続けます。やがて自宅はモノであふれ、クラッター状態になり、生活に支障があるレベルにまで達してしまうのです。クラッター状態では、家の一部が明らかに倉庫化してしまいます。

クラッター状態とは、生活空間に大量のモノが散らかっている、乱雑でごった返しになった状態のことを言います。

まさしく、3LDKの間取りの一部屋が倉庫化状態でした。

通称「物置部屋」と呼んでいたこの場所には、私のモノが溢れていたため、今尚、必死にモノを捨てています。捨てても捨ててもモノが湧き上がってくるような酷い部屋がわが家には確かに存在しています。

5.モノの入手をやめられない

ためこみ症の大きな特徴として、モノの入手をやめられないというものがあります。どれだけモノを入手しないようにと努力しても、必要以上にモノを買ったり、無料のモノを持ち帰ったりしてしまうのです。

モノが家に入り込むことで気持ちが高揚して一時的にテンションが上がることがあります。衝動的にモノを欲しがって、ムリしてでも購入しようとお金を画策しています。

購入したモノを置く場所も使う時間もないのに。お金の余裕も全くないのにやってしまいます。

***

全部の特徴を持つ私は、「ためこみ症」の疑いが濃厚になりました。

モノだけならまだしも、最近はスマホを多用していますので、写真やメール、ダウンロードしたデータなどもそのまま入っています。

もちろん、パソコンの中のデータも全く整理しておらず、詰め込むだけ詰め込んでいます。

パソコンのデスクトップは、画面いっぱいデータが散乱しています。

 

私は、モノをたくさん捨てましたが、新しく購入したモノもあり、部屋の中のモノの量は思うほど減っておりません。

「片づけられない」の様々な原因 地域生活(街) 関西ブログ・テーマ

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ためこみ症の改善方法

ためこみ症は、モノを手放したり捨てたりしただけで解決しません。なぜなら、モノを増やしてしまうからです。

改善には、「認知行動療法」という心理学的なアプローチが行われています。

具体的には次の4ステップです。

  • ステップ1.家の中に入ってくるモノを少なくする
  • ステップ2.仕分けをして、不要なモノを手放す
  • ステップ3.モノを保管する期限、場所を決める
  • ステップ4.モノを減らした状態をキープする

ステップの具体的な方法などについては、次の機会にご紹介します。

お楽しみに!

*文中の引用元は、五十嵐透子著「かたづけられないのは『ためこみ症』のせいだった!?」を参照しております。

ステップ1を実践した報告はこちらです。⇒私は買い物する猿だった、買わない生活へのチャレンジ - シンプルライフ物語