シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

常識を捨てる勇気と頭の中の片付け

ここ数日、イライラして過ごしていました。
イライラの原因は、中3の子どもの態度です。
その具体的な内容と頭の中片付けて、私が常識捨てる勇気を持つことに決めた理由についてお伝えします。

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勉強を放棄した受験生

先週、2学期の中間テストがありました。
3年生の1学期と2学期の定期テストは、受験の内申に関係しているのでとても重要です。

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1学期は、何とか切り抜けて2学期もその勢いで乗り切るのだろうと思っていた矢先。子どもが急に勉強を放棄しました。

テスト1週間前からほとんど勉強らしい勉強をしなくなったのです。

中間テストは範囲が狭いし、5教科しかありません。期末テストに比べたら断然楽だし、点も取りやすいのに、一切勉強しようとしませんでした。

夜は、1時間以上お風呂に入り、勉強も30分くらい机に向かって早々と切り上げ、後はテレビやYouTubeを見てケラケラしていました。

テストを完全に舐めきった状態です。

私と主人が子どもに「何でやらないの?」「ココで踏ん張らないと大変だよ」と忠告しましたが一切聞き入れません。

そしてテストが終わった先週末。結果が返ってきました。

全ての教科で平均点以下。

自分で取った点を見て、子どもは「もうダメかもしれない」「何をやってもダメだと思ってしまう」と落ち込んで、真っ暗になっていました。

イヤイヤ、親からしたら、テスト前の態度でこの結果は見えていたから。ダメだと思ったら、ココから挽回しよう、這い上がろうと。。。
と、アドバイスしたら、子どもは泣いて「やっぱりダメだダメだ」と言って後ろ向きなことを吐くばかり。

こちらが何か言っても堂々巡りが続きました。

親としても、志望校を落として、この子が入れる学校を考え直さないと。。。と、焦ってきました。

三連休の子どもの態度にイライラ

そんなメンタルで迎えた三連休。
子どもは、朝は昼くらいまで寝て、夜は深夜まで起きてテレビを観まくり、自堕落な生活を送っていました。

私も最初のうちは、腫れ物を触るように、勉強のことは一切触れずにいましたが、それを良いことに、今度は、開き直り、私に対して「アンタ」呼ばわりをするようになりました。

その態度や言動を見て、主人は私の態度と言動をマネしていると言います。

確かに私は立派な人間ではありませんので、態度や言動が悪いところはたくさんあると思います。しかし、全てを私の責任にされるのは非常に腹正しい。

子どもだけでなく、主人にもイライラして来ました。

私の中の常識と価値観を見直す

これまで長いこと生きてきて、「受験生は勉強して当たり前」だと考えていました。

私が中3の頃、のんびりした田舎の中学でしたが、受験生としてのピリピリした緊張感は未だに忘れられません。

それは、誰かに急かされたわけではないですし、親から何か言われたわけではありませんでしたが、自分が今、受験生という状況にいると言うことはヒシヒシと感じていました。

秋頃になると、試験がヒタリヒタリと足音を立てて忍び寄ってくるような恐怖におののいて、それなりに勉強していたものです。

一方、うちの子は、受験勉強が過熱する学区内におりますが、全く勉強しません。本人の中でも焦りは多少あるようですが、何かにつけて言い訳をして逃げようとしています。

今回のテストの結果も悪かった可愛そうな私を前面に出して堂々と、テレビを見まくり、完全に勉強を放棄してしまいました。

元々勉強が嫌いな子ども

元々うちの子は勉強が嫌いでした。
考えるのが、もうダメで、数学の文章問題とか図形など見た瞬間に頭がクラクラしてくると言います。

しかし、中3になって、自分の実力を遙かに超える志望校を目指そうとしてやる気を出しました。

目標をやっと見つけた子どもに、親としても応援&バックアップを最大限やろうと、塾にやったり、一緒に計画立てて勉強の進み具合を教えたり、交換日記のようなことをやりました。

しかし、情けないことに中間テストで敢えなく挫折。

親が良かれとしていたことも、子どものプレッシャーになっていたかもしれません。

無意識に親の価値観や常識を子どもに押しつけていたのですね。

もうここまで来て、私は子どもに勉強を期待するのを止めました。

常識を捨てる勇気

良い学校を出て、良い会社に入って、幸せな家庭を築くという神話が壊れたと言われて久しいですが、親としては、やっぱり良い学校を出た方が、その先の子どもの人生にマイナスにはならないだろうと考えていました。

ここにきて、勉強が嫌いな子に、良い学校を目指させるためにこれ以上勉強を押しつけるのは、もう限界。

強引に力づくで押しつけると親子関係まで悪くなりますし、押さえつけてでも勉強させようとしたら、子どもの性格が曲がってしまうかもしれないと考えると、親の持っていた常識は捨てて、子どもが一生懸命やれることを何か探す必要があると考えを改めることにしました。

ここまで来たら、子どもが、親の常識や価値観とは全く別の道で生きることになっても、「大丈夫だ」という気持ちを持つことが大事なのでは無いのかなと思うようになりました。

頭の中のゴミを片付ける

それでもやっぱり邪魔するのは、私の中の頭の中のゴミです。

具体的には、こんな感じです。

やりたいことが見つからない→頑張る目標がない→無気力になる→悪い方に流される→転落する道を選んで落ちていく→貧困・・・

子どものわがままを通して、親の考える常識や価値観から外れた方向に行ってしまうと、最悪なルートをたどる人生を送ってしまうのでは無いのかと心配になります。

あらぬ心配や不安こそが諸悪の根源だと思っていても、自分の頭の中にあるゴミをどうしても捨てきれない、片付けられません。

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大事なのは腹をくくること、そして覚悟

何十年も放置し、蓄積し、体中にまで染みこんでしまった頭の中のゴミなど、そう簡単に片付けられるはずはありません。

ここは、まず親として「何があっても大丈夫」と腹をくくり、子どもも「私は何があっても大丈夫」だという覚悟を決めてもらう。

今の段階は、ひとつひとつのゴミに向き合うよりも、頭の中に火事が起きてしまって、燃え盛る日の中で私の常識や価値観がメラメラ燃えるが如くに、すべてが焼失するみたいは諦めが必要かもしれません。


今後、社会が混乱し、何があるかなんて誰にも分かりません。

社会が混乱しても、自分自身の生活が混乱しても、「何があっても大丈夫」だというマインドセットでいられるようにしていきたいですね。