先日、リビング収納の中のものを確認していたときに、切手シールのようなものが何枚が出てきました。
よく見ると価格が書いておりません。その代わり、赤十字の印によく似たものがあり、「複十字シール」と記載されていました。
複十字とは、財団法人結核予防会という世界的な団体の旗印なのだそうです。
そもそも、このような複十字シールの使い道って、何なのでしょうか?
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複十字シールの使い道とは?
複十字シールは、切手のような形をしていますが、切手としての価値はないようです。
使い道として、手紙を入れた封筒の口元に貼ることが推奨されていました。
もう10年以上手紙など書いていません。今は、メールまたはLINEが手紙の役目をしています。
ほとんどのご家庭も、同じような状況ではないでしょうか?
なのに、なぜ、使い道に困るものを、わざわざご丁寧にくれるのか謎です。
複十字シールは、ヤフオクやメルカリで出品されている
ところで、複十字シールは、ヤフオクやメルカリで出品されていて、実際に落札もされていました。落札価格は300~500円くらい。
落札されているものは数十枚単位で、レアものっぽいものばかりでした。
私が持っているものと同じものも出品されていましたが、落札されている様子はありません。
もし、私が出品して、仮に落札されても、数百円の収入のために、複十字シールをお店の商品っぽく包装して、丁寧に送る手間と労力を考えたら「あぁやってられない」とつぶやくに違いありません。
もう、複十字シールは、「捨てる」しか道はありませんね。
捨てる暮らしのヒント、参考になります。⇒捨てる。
寄付に見返りは要らない
今回の、複十字シールで改めて思ったのは、寄付したはずなのに、見返りをされることほど、迷惑なことはないということです。
学校から寄付のプリントが回ってきたとき、社会的に意義のある場所で役立ってもらえるからと思い、わずかながらのお金ですが喜んで出しました。
もちろん、見返りなど一切求めていません。なのに、複十字シールのようなものを返してくる。
これっていったい何なのでしょうか……
複十字シールを作るのにもお金はかかっているはずです。そのお金は、本来の寄付した団体とは違う役目の場所に回っています。
つまり、結核予防のために寄付したのに、そのお金の一部は、シール作成会社に回っていたと言うことです。そして、勝手にシールを作って、強制的に配られる。
何か変じゃないですか?
寄付する時に「うちは、寄付はしますがシールは要りません」と学校を通じて団体に言っておくべきでしょうか?
これに似たようなことで、ある団体に寄付をしたところ、毎月立派な冊子を送ってくるようになりました。それも何年も続けてです。
送料と冊子の作成で、とっくに寄付したお金を超えているはずです。
ある団体に寄付したはずが、その入り口の事務局の経費に使われているかもしれないという疑問を持ち、もうその団体への寄付はやらないことにしました。
事務局の経費への使われ方は、シールを作ってもらうよりも有益だと思いますが、何だかモヤモヤしてしまいます。
寄付って、何だかよく分からない仕組みですね。