いよいよ、実家の片づけに着手しました。
家族がまだ生活していて、母が小まめに片づけているため、こんまり 流のお祭りのような大がかりな片づけは、親たちを不愉快にさせてしまい ます。
そのため、まずは私のものから片づけを始めました。
最初に取りかかったのは、、、
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押し入れの一角です。
この部分は、私が帰省した時に着る洋服を収納しています。
しかし、実際に着るのは、表面にある洋服だけ。奥の方にあるもの は、里帰り出産で着たものがほとんど。
今後、着る予定はありません。
これまで、この押し入れの氷山の一角のみしか触っていませんでし たが、今回、その私物の全貌を思い切って出してみることに。
14年ほどの眠りから覚めた押し入れケース。その奥深い姿に、思 わず「おぉ!!」と声を上げておりました。
押し入れケースの中で長い年月の間、忘れられていた洋服たちを1 枚1枚取り出してみると、14年前の記憶が蘇ってきました。
マタニティのために準備した洋服は、あんまり着用していなかった からリサイクルショップに売ろうと考えてしまいました。
しかし、14年前の洋服なんて引き取る方も扱いに困るのではない のか?と考え直し、リサイクルゴミとして出してもらうことに。
その他、子どもが小さい頃に着ていたはんてん。
冬に帰省した時、このはんてんを着て、コロコロと走り回っていた 頃を思い出しました。
あの時は、実家で飼っていた犬も元気で、犬と一緒にこのはんてん を着て散歩に行ったな。。。などと懐かしさがこみ上げて、捨てる には忍びなくなってしまいました。
14年の眠りから覚めた押し入れのクリアケースは、思い出のパン ドラ。
開けてしまったら最後、「断捨離」とか「片づけ」、ましてや「捨 てる」なんてことよりも思い出が優先されてしまいます。
「子どもに子どもができたら使うのではないか?」
なんて考えも過ぎってしまったほど。
それでも、私は、子どものはんてんを抱きしめて「ありがとう」と 言って静かにお別れしました。
思い出は心の中に
私の思い出と一緒に、もう誰も着ないようなはんてんを残しておく ことは、実家の片づけにブレーキをかけてしまいます。
はんてんを引き金に、私の中の思い出が一気に溢れ出してしまいま した。
しかし、ここで躊躇してしまっては先が進みません。
両親の快適な暮らしと、将来、実家の片づけが必要になったときに できるだけ楽な状態でいるために。
子どもの小さい頃の思い出を、これからの子どもへの愛情に変えて 。
片づけの目的は常に明確にしておく必要がありますね。