「30点だった」
帰って来るなり、平然と期末テストの結果を伝える子ども。
100点満点で、30点しか採れないって・・・
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点数低かったのに、スマホしてダラダラ過ごす子どもにイライラ。
「こんな点数しか採れないのに、スマホなんてやっている場合じゃないでしょう!!」
子どもは止めようとしません。
期末テストの前に自分でこう宣言していたにも関わらず。
「700点以下ならスマホ禁止」
コレ、私達が強要したことでは無く、子どもが自分で宣言していました。
それなのに、すごい言い訳をしました。
「この約束はお父さんとしたものだから、お母さん関係ないから」
そう言ってスマホを止めようとしません。
「やることやってからスマホやりなさい」
祖父から送ってもらったサクランボを食い散らかし、種を床に落として、それでもスマホをいじっています。
「片づけるのが先でしょう!!」
私は本当に頭に来てキチガイみたいに怒鳴っていました。
それで子どもは歌を歌い出し、その後全く無視して今度はガーガー寝てしまいました。
あきれてものが言えません。
中学校のテストで30点って、どれだけ授業中サボっているのか。分からないから授業中寝ているのでしょう。
期末テスト前に少し勉強したくらいで、点数なんて採れません。
スマホを優先して、勉強をサボること、逃げることばかりしていて本当に困ったものです。
勉強ができない子の将来が恐ろしい
昔は、女の子は多少勉強ができなくとも心配要りませんでした。
なぜなら、「結婚」という道があったから。
「結婚」すれば、全てがチャラになるほど、女の子にとっては「勉強できない」ハンディは問題にならなかったのです。
しかし、それができたのは結婚相手の経済力が補償されていていることが条件。
今の時代、専業主婦と子どもを養っても余るくらいの経済力のある男性などほとんどおらず、もしいたとしても、そういう人と結婚できる確率は、難関大学に入学するするくらいの狭き門です。
女性も結婚しても働かなくてはいけないし、結婚できなくとも働かなくてはいけません。
女性の働く場所は限られていますから、勉強ができない子どもは、誰もやりたがらないような低賃金の仕事しか回ってきませんし、長時間働いても生活ができなければ、行き着く先は風俗しかありません。
「大げさな」
「そんなことはない」
と思うかも知れませんが、これが今の時代の現実です。
子どもが勉強できないのは親のせいなのか?
子どもが勉強ができないのが親のせいだという記事をいくつか見ました。
これらは、全く的外れで、何かの教材やサービスを最終的に紹介するものばかりでした。
例えば、
1.子どもは「勉強が嫌い」なのではなく、「勉強ができない」のだ
子どもが勉強できないのは親のせいだとして下記の事例が紹介されていました。
- 「勉強しろ」と勉強を強制する
- 自分が勉強できたので親と比べる
- 色んな勉強方法を押しつける
- ママと友との見栄の張り合いをする
- レベルの低い高校を見下す
これは、子どもが勉強できなくなる原因ではなく、勉強が嫌いになる原因です。
うちは、子どもにプレッシャーを与えるほど勉強を強要していません。
なぜなら、私は勉強を崇拝する家で育ったため、勉強ができることが全てではないと考えているからです。
うちの祖父は第二次大戦で陸軍に兵隊として出兵ししました。ホンモノの戦地で戦い、軍隊のヒエラルキーを20代前半で経験し、勉強してトップになったエリートとそうではない人たちの差を目の当たりにしました。
一兵卒として軍隊の下っ端で汚れ仕事をさせられた祖父にとって、その体験は屈辱でしかありませんでした。
そのため、子どもや孫に「勉強」を強要しました。
私が小学校の時、テレビを見ていたら祖父は泣きながら言いました。
「勉強しなさい」
勉強できずに、下っ端で苦労した経験がその後の祖父の心に残り、せめて子や孫には勉強くらいで苦労させたくないと考えたのでしょう。
大の大人が泣きながら孫に「勉強しなさい」と言う姿を見て、私は勉強しなくちゃ行けないんだなと思って必死に勉強して大学まで出ました。
しかし、学校で習ったことが実社会や生活にそぐわないことが多く、勉強とは一体何だったのだろう?と思うことも多々あったため、子どもには勉強を強要することはありませんでした。
子どもに勉強を強要しなかったせいで子どもは点数が低いことに対して全く悪びれておりません。
低い点数しか採ってこれないのは、やっぱり親の責任であり、子どもに歩んで欲しくない道へ落としてしまっているのかも知れないと反省するばかりです。
2.親の背中を見て子どもは育っているのか?
子どもは親の鏡と言います。
親の言っていることは聞く耳を持ちませんが、親の行動はよく見て真似しているようです。
確かに、片付けが苦手なところは私によく似ています。
捨てられないのも私の性格そのままです。
ただ、私は子どもの前でスマホをダラダラしているか?
と聞かれれば、「そうではない」と断言したい。
調べ物やメール、ニュースを見るときはスマホを使うけれども、それ以外はカバンの中に入れている状態です。
3.子どもをエリートにさせたいわけではない
勉強ができる親の例として持ち出されるのは、エリート教育です。
例えば中学受験で偏差値の高い中学に合格させる親の子育てや、ベストセラーにもなったグローバル社会に対応したスーパーエリートを育てる「一流の育て方」、4人の子ども全てを東大理三(医学部)に合格させた佐藤ママ。
元々優秀な子ども達をどうやって、もっと優秀にするか?
と言うことに対しては全く関心がありません。
うちは子どもをエリートに育てたいわけじゃないし、高いレベルを目指しているわけじゃないからです。
30点しか採れない子を50点から70点くらいにしたい。
せいぜいそのレベルなのです。
むしろ、点数どうこうと言うよりも、目の前の課題に真剣に取り組んで自分自身でクリアすることにより子どもの自信を育てたい。
子どもの自尊心を育てるのが目的なのです。
スマホをダラダラやって、自分の課題から逃げてばかりいる子どもに私はイライラしているのですね。
それには中学校の勉強ごときで挫折を味あわせたくないのです。
勉強ができない子どもの自尊心を育てるために親ができること
勉強ができない子どもに対して、子どもの点数を上げながら自尊心も上げる方法はないのか?
一番は子どもの得意なことを伸ばすこと
です。
うちの子の得意なことは、
食べること
寝ること
歌を歌うこと
これくらいしかなく、「歌を歌うこと」については合唱部で鍛錬しているところです。
それ以外で、調べたり考えてみたりしたところ、見つけた答えが
レベルの低い問題集を3回くらいやらせて、自信をつけさせながら徐々にレベルアップして点数も上げていく
そこで見つけたのが、1日3分でできるシリーズ。
子どもがもっとも苦手としている数学については、小学校または中1くらいから1日3分だけ問題をやらせ、親子で根気よく取り組んでいくこと。
この結果が、凶と出るか吉と出るか分かりません。
ただ、この取り組みが、
子どもの点数を上げること
だけが目的なのではなく、
子どもの自信を上げること
も目的なのだ
ということを最後まで忘れずに、気長に頑張っていくしかありません。
勉強のできない子は、親の補助輪がまだ必要なのです。