やましたひでこさんによると、モノだけを断捨離してもごきげんにはならないようです。
ごきげんになるには、「10の断捨離」があるのだそう。
その「10の断捨離」とは?
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ごきげんになるための「10の断捨離」とは?
「断捨離式エンディングノート」では「10の断捨離」を次のようにリストアップしています。
- 1.モノ
- 2.お金の不安
- 3.情報
- 4.自分勝手
- 5.人間関係
- 6.後悔への恐れ
- 7.悩み
- 8.言い訳
- 9.他者への期待
- 10.怒り
ざっと見ても、この問題を抱えている限りは、ごきげんになりそうにありませんね。
少し補足します。
1.モノ
モノについては、一番分かりやすいですね。断捨離はモノを捨てると言うよりも、「空間を心地よくすること」。快適なモノに囲まれて過ごすのが理想です。
わが家の場合は、空間を作るために、現在工事中。収納にぎっしり詰め込まれていたモノを掘り出しているため、汚部屋に戻ったような状態です。一気に捨てるのが怖いモノがたくさんあり、一進一退を繰り返しています。
2.お金の不安
お金の不安ほど恐ろしいものはありません。もし、お金が無くなり、無収入になったら、電気やガス、水道などのライフラインが止められ、食べ物も買えず、住む場所もなくし、暑さ寒さもしのげません。
人生はお金の無くなった時点で、「ジエンド(終わり)」くらい深刻に考えています。
もしものために、お金をたくさん備えておきたいと考えても、日々の生活がやっとで、思うように貯まりません。
一生かかっても解決しない問題が頭から離れず、翻弄されて、気が狂いそうになることもあります。
3.情報
今の時代、朝から晩まで、外からやってくる情報に晒されています。
テレビ、インターネット、広告、雑誌、新聞...
浴びるほどの情報の中にいるのに、それでも新しい情報を求めて次々にクリックしていく。こうなると頭の中だけじゃなくて、人生が情報に汚染されてしまいそうです。
いつの間にか、誰かの都合の良いように情報操作され、都合の良いように選択させられているとうことも多分にしてあるんですよね。
今は、パソコンやスマホなどから個人情報を抜き出せる時代。勝手にデータ解析までされているので、益々情報操作されやすい環境になっているのです。
4.自分勝手
自分勝手の定義を、やましたひでこさんは次のように言っています。
相手を思い通りにしたい
相手に何かしてもらって当然
相手は自分に何を与えてくれるのか?常に相手に求め、
すべてが人のせいで、結果、思い通りにならずグチと不満のなかにいる
まさしく、依存と無責任で生きている状態です。子どものまま、歳だけとってしまったという…という人。その人は、私です。
5.人間関係
人間関係の断捨離を、「つきあいを切る」と言う人がいますが、やましたひでこさんは、そのようには言っていません。
やましたさんは、「人間関係の断捨離は、関係性の見直し」だと言っています。
苦手な人だからといって、つきあいを止めたり、旦那がうっとうしいからと言って離婚したりと言うわけではないようです。
6.後悔への恐れ
「あんなことしなければ良かった」と、後悔することってありませんか?
私はけっこうあります。10年くらい前のことも悔やんでは、ため息をついています。
そんな後悔をしたくないから、モノを捨てるときも「捨てたら後悔するかも??」と考えて、モノをなかなか手放せないでいます。
7.悩み
悩みは不思議なもので、どんなに恵まれた環境にいても湧き上がってくるようです。不幸な状態でも悩むし、幸せな状態でも悩む。結局、悩みを作り出しているのは、環境ではなくてその人自身だったりします。
その湧き上がった悩みを、クヨクヨ悩むのか、試行錯誤を繰り返して解決していくのかで、悩みの意味が全く違ってきますよね。
8.言い訳
自分の子どもを見ているとよく分かるのですが、勉強しない言い訳ばかり並べ立てて、結局勉強しません。やりたくないことから逃げるために、面倒くさいことをやらないために、自分は正統なことをしていることを証明するために、言い訳しています。
私も片づけをやりたくないときは、片づけしなくても良いという言い訳をたくさん並べ立てていました。
言い訳は、やってしまえば変われるものを、面倒くさいからやらなくても済むように、必死で証明して自分を追い詰めている行動なのです。
9.他者への期待
知らず知らずの間に他人に「やってくれて当然でしょう」という期待をしていることってありませんか?
黙っていても相手は、自分の意図をくみ取ってくれて動いてくれるものだという浅はかな気持ち。そしてその期待が叶えられないと、裏切られたような気持ちになる。これって、よくよく考えれば、読心術やテレパシー能力のある人でなければ、他人が何を期待されているのか?なんて分かるわけがありません。相手に超人的な能力を期待して、悲しんでいるのは何だかおかしな話ですね。
10.怒り
やましたひでこさんによると、怒りを次のように定義しています。
怒りは自分の「~であるべき」という価値観が生み出した感情
まさにその通りだと思います。
怒りの感情が沸き上がって来た時、自分は一体、何に怒っているのか?を冷静に観察することで、自分でも気づかなかった価値観を見いだすことができます。
ご機嫌な毎日を過ごすヒントがいっぱいあります。⇒断捨離でゆとり生活
今後目指すは、「10の断捨離」
今後はモノの断捨離と平行して「10の断捨離」を意識して、一つ一つの項目を見直し、ごきげんな毎日を送れるように頑張ります。
断捨離は、精神修行、自分育てにも通じているんですね。
*記事内の引用は、やましたひでこ著「よりよく生きるための断捨離式エンディングノート」を参照いたしました。