昨日、子どもが通う中学校で三者面談がありました。
話し合いの途中、子どもが泣き出す場面も。
それでも親として同情できないその理由とは?
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子どもの通う中学校では、長期休暇に入る前に三者面談があります。中学1年生から、夏休み前、冬休み前、春休み前の3回ありましたので今回4回目。親も子どももすっかり慣れっこになっておりました。
特に、子どもは、計画的だったかどうか不明ですが、面談中に泣き出すという場面も。
泣き出した理由が、
「小学校6年生の時のトラウマで、友達と仲良くやれない」
ということでした。
うちの子は小学校6年生の時にいじめにあっていて、当時、強烈に傷つき、私も担任にありのままを伝え、何とか最悪な状態を防ぐことができました。
当時うちの子をいじめていた子たちは皆、私立中学に行き、会うこともないのに、子どもはその当時のことを未だに引きずっています。
そして、その話は家では何十回と繰り返し、私も主人もアドバイスしておりました。
「終わったことをいつまでも考えていたら、いじめた子たちの思うつぼだ」
「その子たちは今の中学にはいないわけだから、気持ちを切り替えた方が良い」
子どもは納得するものの、やはり心のどこかで当時の傷がまだ癒やされていない様子。
というよりは、何度も当時のことを思い出しては当時の辛さを味わい、その記憶は思い出す度に強化されているようなのです。
簡単には解決できないことではあると思うのですが、たちの悪いことに、どうやらその当時の気持ちを理由に、今やらなければならないことから逃げているのです。
今回の三者面談も、勉強や成績のことに触れられるのがイヤなので咄嗟に、当時のことを持ち出し、そのことで面談時間を大幅にオーバー。
勉強や成績のことには一切触れることができませんでした。
いじめられたことを利用している
うちの子は、いじめられたことをバネに未来に生かすのではなく、いじめられたことを利用して、自分と向きあうことや今やるべきことから逃げていると私は見ています。
それをストレートに私が伝えると、子どもの反発を食らうので、親としてできることはただ1つ。
「スクールカウンセラーか心療内科のようなところで診てもらうしかないですかね?」
担任にそう伝えていました。
担任も、その考えには納得したようで、
「それが良いかも知れませんね」
と頷いていました。
担任は、理科の40代くらいの男性教師で淡々としたタイプ。
感情むき出しで女々しく話す子どもに、理屈で納得させようとしていましたが、子どもは全く聞き入れず。
担任も、堂々巡りに語る子どもの話にため息をついているようでした。
「思春期やし、反抗期だからしゃーないけどねー」
なんて流しながら、「甘えてんなよ」と心では言っているようでした。
うちの子の最大の欠点は、自分の弱さと向き合えず、忍耐力がないことだとしみじみ思いました。
いよいよ今週末から夏休みです。
甘えた子どもをどう建て直すか。
親にとっては頭の痛い夏休みの課題です。