シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

どこまで断捨離すれば良いのか?ものの最適な量の決め方とは?

断捨離を続けていると、「一体どこまで減らせば良いのか?」と言う疑問がよぎるときがあります。

「ものは少ない方が良い」
「ミニマリストになるぞ!」
という覚悟のもと、自分のものは減らせても、そのような覚悟のない家族たちと共有のものとなると、分かったようで分かりません。

家族がストレスなく暮らせるもの最適な量ってどうやって決めるのか?について整理収納アドバイザーのテキストにそのヒントがありました。


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 ものの最適な量の決め方とは?

整理収納アドバイザーのテキストでは、ものの最適な量を決める方法は主に3通りのやり方があると説明しています。

1.家族構成と生活パターン、使用頻度から決める
2.収納スペースから決める
3.3つの物質という視点から決める

それぞれみていきます。

1.家族構成と生活パターン、使用頻度から決める

例えば食器の量を決めるとき、決め手になるのは、家族の生活パターンと使用頻度です。

食事に必要な食器をピックアップしてみますと、

ご飯茶碗
お椀(スープ、味噌汁用)
大皿
中皿
小皿
どんぶり
湯飲み

フォーク
スプーン

などがあります。

家族構成とそれぞれの食器の使用頻度を表にしてみると次のようになります。

例)4人家族

  使用頻度 最小限数 家族数 割り出した数 予備 合計
ご飯茶碗 毎日 1個/人
お椀(スープ、味噌汁用) 毎日 1個/人
大皿 毎日 1個/人
中皿 毎日 1個/人
小皿 毎日 1個/人
どんぶり 1回/3日 1個/人
湯飲み 毎日 1個/人
毎日 1個/人
フォーク 1回/7日 1個/人
スプーン 1回/7日 1個/人


4人家族で最適に食事を取るためには最低限下記の量の食器が必要になることになります。

ご飯茶碗 → 4個
お椀(スープ、味噌汁用) → 4個
大皿 → 4枚
中皿 → 8枚
小皿 → 8枚
どんぶり → 4個
湯飲み → 4個
箸 → 4膳
フォーク → 4個
スプーン → 4個

2.収納スペースから決める

限られた収納スペースしかない場合。そのスペースに入る量から決めるという方法もあります。

スペースに入りきらない場合、使用頻度が少ないものから諦め、ものの量を減らしていきます。

スペースが限られている場合は、あるときはお椀、あるときはどんぶりとして使うなど、ひとつで何役もこなすような食器が重宝します。

3.3つの物資という視点から決める

整理収納アドバイザーの考え方として、ものを3つに分類するというものがあります。

その3つとは、

1.固定物資
2.流動物資
3.愛着物資

です。詳しくは下記の通りです。

1.固定物資

固定物質は、その家族にとって必需品とも言える暮らしに大事なものです。
具体的には、家具、寝具、家電製品、健康器具、食器、コート(衣類)などです。
これらは耐久消費財として扱われますが、ライフスタイルの変化などで死蔵品にもなりえます。

2.流動物資

流動物資は、日々消耗されていくものです。具体的には、洗剤やトイレットペーパー、サランラップやゴミ袋などの日用品から、医薬品、化粧品などです。
更に靴下や下着、タオルやシーツなども入ります。
消耗品は「必ず使う」ので、ストックを持ちすぎる傾向にあります。

1ヶ月間で消費する量を知り、補充のタイミングを見極めることが大事になります。

衣類など”減らないもの”に関しては、「捨てどき」「賞味期限」などを決めて定期的に捨てていくようにします。

3.愛着物資

愛着物資は、思い出のもの、趣味のものなどです。そのものにストーリーやメモリーがあったり、コレクションとして集めているもので、無くとも生活に困るようなものではありません。

愛着物資は、持っているだけで安心なため、なかなか捨てたり、手放したりするのが難しいものでもあります。

しかし、日常生活に支障が出るほどの量を抱えている場合は、保管する分量を決めてそれ以外ものは手放していく必要があります。

 ☆☆☆

この3つの物資の考え方でみると、3の愛着物資が「お金と時間スペースを使う贅沢なもの」として捉えられます。

私が一時期大量に保管していた本や雑誌などのコレクションなどは、この愛着物資に当たっていました。

愛着物資を手放すことで、ものの総量が減っていき、それとともに気持も楽になり、快適な暮らしに近づいて行ったという事実を重く受け止めています。

最適なものの量は、快適な暮らしを追求することで見つける

最近、「快適な暮らしを追求する中に最適な答えがある」と言う考え方にはまっています。

わが家に最適なものの量も、わが家の快適な暮らしを追求した延長線上にあると思っています。

「少なければ少ないほど良い」という考えもあれば、
「少し多めに持っていた方が安心する」という考えもあって良いのではないかと考えるようになりました。

ただ、その中でも、ライフスタイルの変化やもの劣化などで、使わなくなったものや使えなくなったものは断捨離していく姿勢は崩しません。

そして、ものを家の中に入れるときはとことん厳選していきます。

このふたつを厳格に守りながら、日々、快適な暮らしを追求して行くことが何よりも大事なことなのかなと考えるに至りました。