シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

「何で頑張らなきゃいけないの?」という中学生の子ども(娘)に対して、どんな答えを返しますか?

最近、また中学生の素行が怪しくなってきました。
実は、先日、学校から帰ってきてご飯を食べながら寝ていたので怒ったら、目の前にあった足湯器をひっくり返して、リビングをお湯びたしにしてしまいました。

「拭きなさい」
「片づけなさい」
と私が言っても、

「あんたがやれば」

と言って、本人はのうのうと味噌汁を飲んで、私が必死に家中のタオルでお湯を吸い取っているのを眺めていました。

あまりにも腹が立ったので、週末の部活の弁当は作らないと決めました。

更に、昨日は帰って来るなり言いました。
何で頑張らなきゃいけないの?」
「頑張ってどうするの?」

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その疑問に対して、私は答えました。
「目標があるから頑張るんでしょう。あなたの場合は、目の前のやらなくてはいけない現実から逃げようとしているだけでしょう。まずは、自分のやるべきことをやってから言いなさい」

それでも子どもは言いました。
「目標なんてないもの」

私は答えました。
「目標がないなんて、中学生にして人生を捨てているようなものだから。目標がなかったら、まずは最低限、自分の身の回りのことと自分との約束と周りの人たちとの約束を守りなさい」

うちの子は、自分の決めた約束すら守ろうとしません。
気持ちが乗らないと、やろうともしないのです。
自分の気持ちを振り切って、「やるべきことをする」という行動がまったくできておらず、親としてもとても頭の痛い問題です。

それで子どもは言いました。
「何で約束守らなきゃいけないの?」

私は答えました。
「社会で生きるためのルールだから」

それで子どもは言いました。
「何でルールを守らなくちゃいけないの?」

私は、言いました。
「ルールも守れなければ、仕事もできないし、お金ももらえないから」

子どもは言いました。
「どうせ全部お金でしょ」

私は言いました。
「お金がなかったら、住むところも食べるものもないよ」

子どもは言いました。
「別にいいもん」

本当に子どもと話をしていると頭が痛くなります。

それで今日は、朝起きてこなくて、
「学校行きたくない」

私が「学校に行かなくて何しているの?」と聞くと、

「1日考えている」

私が「何を考えるの?」と聞くと、子どもは

「考えたいことたくさんあるから」

と、言います。

しかし、以前にも、似たようなことがありました。

その時は、子どもに考える時間を与ました、しかし、結局、学校を休んで、インターネットで色々検索して、途中疲れて寝て、更に飽きてYouTubeを見て過ごすだけでした。

今回は、主人とも相談して、学校の担任の先生に電話することに。
「子どもが学校に行きたくないと言っています。どうしたらよいのでしょうか?」

担任の先生は、電話を切った後、すぐにうちにやってきてくれました。
子どもを囲んで、子どもの堂々巡りについて、大人3人が答えました。

「何で頑張らなきゃいけないの?」

と言うことについては、「自分の目の前のことを一生懸命やることをやってから答えを自分で見つけなさい」

「考えてばかりいても答えなんて見つからないから、外に出て行動しなさい」

1時間ほど話し合った末に、子どもは担任の先生に連れられて学校に行きました。

担任の先生には、本当にご迷惑をかけてしまいました。

 

うちの子は、
「我慢すること」
「目の前の現実と向きあうこと」
「自分と向きあうこと」
ができません。

それゆえに、何をするのも大変で、普通のことをすることすら「頑張る」ことに通じてしまいます。

わがままなのです。

主人から言わせたら、「根が腐っている」のです。

 

本当は学校に行きたくない。だけど、行かなくちゃいけないから「頑張らなくちゃいけない」

わがままを通せないことは、全てが頑張ることのようです。

 

「やりたくないことは、やりたくない」
「やりたくないことをやらなくてはいけない理由が分からない」

と言うこともうちの子は、よく言っています。

だったら、「何かやりたいことがあるのか?」と聞いても、「ない」と言います。

そして、「どんなに頑張ってもうちは、全然上手くいかないから」と言ってすべてを投げ出してしまいます。

能力は人並みで、不器用。

頑張った末の成功体験がないということも大きな問題かも知れません。
頑張った後にご褒美をあげたら良いだろうと思い、

先日の中間テストの前は、
「頑張って、平均点以上取ったらスマホ買ってあげる」
と、言ったので頑張っていましたが、平均点も取れず、スマホも買ってもらえませんでした。

そういうことも、「頑張る」ことに対して、意味を見いだせなくなってしまったのかもしれません。

それでも、社会に出る前に、最低限のことはやってもらわないと困ります。

社会に出て、痛い思いをして、初めて目を覚まして、気づけば良いかもしれません。

しかし、それまでに、どれだけの人たちに迷惑をかけることか。

頭で考えて答えを出す前に、まずは目の前のことを一生懸命する。
勉強ができないならば、家で決めた手伝いだけでも最低限頑張る、これだけでも良いと思うのです。

頑張った先にその答えはあると思うのです。

でも、うちの子は、頑張る手前で諦めている。

 

困ったものです。


もし、頑張りたくない中学生から「何で頑張らなくちゃいけないの?」と聞かれたら、あなたはなんて答えますか?