シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

大掃除前に揃えておきたい、ナチュラル洗剤。使い方とお掃除レシピをマスターしよう!

大掃除を始める前に、まずはナチュラル洗剤使い方を覚えておこうと思います。
少し前までは、ナチュラル洗剤と言えば、重曹とクエン酸さえ知っておけば良かったのですが、いつの間にか種類が増えてよく分からない状態になってしまいました。
最近流行のナチュラル洗剤って、一体どんなものがあって、具体的にどうやって使ったら良いのか?お掃除レシピとしての備忘録としてレポートします。

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ナチュラル洗剤の種類

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現在、ナチュラル洗剤と呼ばれるものは、重曹とクエン酸以外にも、「セスキ炭酸ソーダ」「過炭酸ナトリウム」「アルカリ電解水」などがあります。

これらのナチュラル洗剤は、それぞれ特徴があり、その特徴と汚れがマッチすることでキレイな状態になります。

汚れとPHの関係

一つ一つの洗剤の特徴と用途を覚える前に、汚れとPHの関係をマスターしておけば、おおよその使い方が分かります。

汚れには、大きく分けて、酸性とアルカリ性の汚れがあります。

酸性の汚れ

油汚れ、体のアカ、皮脂や汗染み、血液、食べこぼしなどタンパク質の汚れ

アルカリ性の汚れ

石けんのカス、水垢、アンモニア

中性の汚れ

ほこり

 

酸性の汚れには、アルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤を、中性の汚れには中性の洗剤を使うことで、汚れが落ちる仕組みになっています。

ナチュラル系の洗剤は、酸性、中性、アルカリ性があり、それぞれPHが大きくなるほど、汚れが落ちやすくなります。

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それぞれのナチュラル洗剤の特徴と使い方をざっくりとみて着ましょう。

ナチュラル洗剤の特徴と使い方

酸性とアルカリ性のナチュラル洗剤について。

酸性の洗剤

クエン酸


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<原料>

デンプンあるいは糖をコウジカビの一種 で発酵させて作られています。

<特徴>
酸性でPH2.1
アルカリ性の汚れや臭いに強い

<お掃除レシピ>
●使い方
「クエン酸水」として使う

「クエン酸水」の作り方
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クエン酸→小さじ1
水→500ミリリットル


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<用途>

洗面台の水回りの水垢や石けんのカス
水垢の予防
除菌

*「クエン酸水」の保存期間→2~3週間

●粉のまま使う

<用途>
食洗機の洗浄に使える

<その他の用途>
シンクなどの水回りの水垢の汚れを落とす
石けんカス
トイレのアンモニア臭
たばこの臭い消し
魚の臭い消し
電気ケトルの底の白い水垢も落とす
シャンプー後のリンス
洗濯後の柔軟剤

<向かないこと>
油・皮脂・手垢・血液やタンパク質の汚れ
酸性の汚れ落とし
酸性の臭い消し
大理石は溶かしてしまう
鉄に使うと、さびやすくなる

アルカリ性の洗剤

アルカリ性の洗剤については、こちらの記事でも油汚れについて比較しております。

よろしければご覧ください。

重曹は、もう古い?キッチンのギトギトの油汚れに最適なナチュラル洗剤はどれ? - シンプルライフ物語

 

aouei.hatenablog.jp

重曹

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<原料>

塩と石灰
<特徴>
PH8.2
ごく弱いアルカリ性
膨らし粉としてお菓子作りにも利用されているので安全性が高い。
粒子が細かく水に溶けにくいので研磨剤として使える
消臭効果もある
<お掃除レシピ>
●「重曹水」として使う
40度のお湯→200ミリリットル
重曹→小さじ1/2
*重曹水の保存期間→1日

<用途>

コンロの油はねにスプレーしてクロスで拭き取る
フローリング、窓の相似

●粉のまま使う
茶渋、焦げ付きに
シンクのぬめり

入浴剤としてもつかえる
湯船に重曹1/2カップ

<得意なこと>
研磨剤
軽い油汚れ落とし
汚れや茶渋、焦げ付き
生ゴミなどの酸性の臭い消し

<向かないこと>
酷い水垢の汚れ
泥汚れ
トイレのアンモニア臭などのアルカリ性の消臭
畳は変色するのでNG

セスキ炭酸ソーダ

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<原料>

トロナセスキ鉱石
<特徴>
PH9.8
弱アルカリ性
重曹よりも洗浄力が高い
水に溶けやすい

<お掃除レシピ>
●「セスキ水」として使う

「セスキ水」の作り方
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セスキ炭酸ソーダ→小さじ1

水→500ミリリットル
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*「セスキ水」の保存期間→2~3カ月

<用途>
取っ手などの手垢の汚れ
コンロや壁などについた油汚れ

●粉のまま使う
油がこびりついたフライパン

古くなった油汚れ落とし
キッチンのベタベタした汚れ落とし
血液による汚れ落とし
衣類の予洗い

<向かないこと>
クレンザー代わりに使えない
酷い水垢落とし
泥汚れ落とし
トイレのアンモニア臭などのアルカリ性の消臭

手荒れしやすい

重曹とセスキの違い
  重曹 セスキソーダ
アルカリ度 PH8.2 PH9.8
得意汚れ 鍋などの焦げ付き 油・タンパク質汚れ
水への溶けやすさ 溶けにくい 溶けやすい
肌への負担 極めて低い 手荒れしやすい
過酸化ナトリウム

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<原料>
炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素を2:3の割合で混ぜた物質。
通称「酵素系漂白剤」として販売されている。

<特徴>
PH10~11
弱アルカリ性

衣類や食器の漂白に効果あり。
アルカリ度が高いので洗浄力がある。浸け置くだけで、除菌・漂白の作用もある

<お掃除レシピ>

粉のまま使う
<用途>
排水口の掃除
換気扇や五徳のつけ置きに
洗濯槽や排水溝などの掃除
除菌・消臭剤としても使える
洗濯物のしみ抜き、除菌、臭い落とし
油汚れ
鍋などの焦げ付き落とし

<向かないもの>
ウールや絹などの漂白
色落ちしやすい衣類の洗濯や漂白
木製の飾りやボタンがついたものには使えない
畳・アルミ掃除

水分と反応すると炭酸ソーダになり、漂白力を失うので水気を避けて保管。
長期間密封状態で保管すると容器が変形したり破損したりする可能性があるので、通気性のある袋に入れて保管する。

アルカリ電解水

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<原料>

水と塩

<特徴>

PH11~13

ナチュラル系のアルカリ性の中ではアルカリ性が一番強い
<お掃除レシピ>

元々液体なので、「セスキ水」と同じように使える。

最後に

お掃除をする場所やものを整理したら60ヶ所くらいありました。

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年内毎日やってギリギリ間に合うかどうかというところです。

断捨離と大掃除を同時進行するという野望を企てていますので、キツキツでも頑張るしかありませんね。

ぼうっとしていたら、2ヶ月なんてあっという間ですよ。毎日何かひとつでもキレイに磨き、そして断捨離を実行する。

この積み重ねが2ヶ月後の人生を変が変わるかどうかの実験ですから、実践レポートは随時アップしていきます。

お楽しみに!

*ナチュラル洗剤は、最低でも下記は揃えておきたいですね。

  • クエン酸
  • 重曹
  • 過炭酸ナトリウム(構想系漂白剤)
  • セスキ
  • アルカリ電解水