シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

捨てられない人だった私が、断捨離できるようになった、たった1つのスキルとは?

元々ものが捨てられないタイプ。
つい最近まで小学校時代に使ったボロボロの色鉛筆や裁縫道具など捨てられませんでした。
「もったいない」、「面倒くさい」、「捨てたら後悔するかもしれない」という捨てる言い訳をゴタゴタ並べて往生際悪く。

それでも何とか断捨離できるようになったのは、コレのお陰です。

捨てられない人が、捨てられるようになったたった一つのスキルとは?

それは、ものになりきるスキルです。

ものになりきるとはスキルとは、ものを目の前にして、捨てる捨てないと一方的に自分の気持ちを巡らせるのではなく、もう、スパーンとものの気持ちになってしまう。
そうすると、お互いの関係を解消すべきか、続けるべきかという流れになり、解消するのであれば手放し、続けるのであれば使い切る方向で検討していくことができます。

例えば、最近手放したノートパソコン。


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1年以上も使っていないのに捨てられなかったのです。

私はノートパソコンと向きあって、その気持ちになりきりました。

 

パソコンになりきった私
「最近、まったく僕のこと使っていないよね」

「そうだね、ゴメン」
パソコンになりきった私
「凄く寂しいんだよね、ムシされてさ…」

「そっか、今度使うね」

それから数ヶ月後

パソコンになりきった私
「この前、使ってくれるって言ったよね?」
私(心の声)
「(あ、忘れてた)ゴメン、忙しくて」
パソコンになりきった私
「もうさ、僕のこと使わないんだったら自由にしてもらえないかな?」

「あ、そうか、私があなたを持っていることであなたから自由を奪っていたね、ゴメン」

これで、お互いの関係が解消され、無事パソコンは買取業者の手に渡り、自由の身になりました。
パソコンは恐らく、どなたか愛のある方の元で大事に使われているのだと思います。

こんな感じで、そのものの気持ちになることで、ものだけでなく、周の人たちの気持ちにもなることができるようになり、人間関係も良くなってきました。

このスキルを身につける前は、周りの人がどんなに良くしてくれても、その気持ちに気づかず、粗末な態度を取ってしまったおりました。

しかし、今では、そんな自分の行動を激しく後悔し、どんなに小さなことでも感謝できるように。

これは、私にとって大きな変化でした。

ものを捨てられないのは、自分の気持ちしか意識が向いていないのかも?

ものと向き合い、ものの気持ちになるのは一つ一つのものと対話することでその技術が上がっていくものだと思います。

始めは、こんまりさんの片づけで「ときめき」が分からず、一体どんな気持ちなのだ?と疑問に思ったことがきっかけでした。

こんまりさんの片づけの様子はこちらの記事に詳しくあります。もしよろしければご覧ください。⇒こんまりさんの「人生がときめく魔法の片づけノート」を実践、「トキメキ」が無くてもできた!レポートのまとめ - シンプルライフ物語

感性が鈍っているのか?

と自分の感性を疑ってみましたが、少しでもこんまりさんの「ときめき」を知ろうと努力し、ヒントは無いかと筆子さんの「一週間で8割捨てる技術」の本を読み、その中で「ものとのセッションを繰り返す」という一行に出会った時に、ようやく気づきました。


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筆子さんは、別の意味で使っていたかも知れないのですが、私は「ものの気持ちになりきってみる」という風に解釈し、そこで一つ一つ実践してみることにしたのです。

何個かやっていくうちに、そのコツがつかめ、今では読心術まで・・・

というのは大げさですが、ものの気持ちはもちろん、他人の気持ちに意識が向くようになっていました。

ものを捨てるのではなく、ものとの関係を解消する

ものを「捨てる」というと「棄てる」方のイメージが強く、抵抗していました。

しかし、私との関係の解消だと考えていけば、関係が希薄になってしまったものは、他の方に使って頂くか、他に使い道を考えるか、今までの関係とは別の方向で考えていくことができます。

お互いの関係を解消する、まさに本命の恋人同士の関係を続けられないようであれば、手放して自由にすることが、相手への(ものへの)最大限の愛情と感謝なのです。

愛人関係のような関係を続けていては、ものにも相手にも失礼に当たるわけです。

ものを「捨てる」は、「棄てる」のではなく、「手放す」「関係を解消する」こと。

そして、これまでお世話になったものや人に感謝して自由になってもらう。

「去る者追わず」の精神で、年内関係解消するものと向き合っています。