ライフスタイルが変化したわけではないし、家族も増えたわけでもないのに、いつの間にかものが増えてしまった。
「収納を増やしたい」
と、ひらめきが突然舞い降りてきたら、それは断捨離のタイミングかもしれません。なぜなら…
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片づかない原因は、本当に収納が足りないせい?
床の上にものが散乱。テーブルや机の上、椅子の上にまでごちゃごちゃしたものが溢れ出し、もう限界!
それで、本棚や収納を増やしてきました。
A4サイズの雑誌やノートが入るカラーボックスや、すき間収納、数百冊の本が収納できて、クルクル回転する本棚など。
部屋の壁際は全部収納、それでも足りないから収納の前に収納を置きました。
インテリアコーディネーターの方がわが家を見たら多分、卒倒するかも知れないくらい、収納だらけ。おしゃれとは無縁な空間でした。
収納を増やして、片づいたのか?というとそうでもありません。
日を追うごとにまたものがごちゃつき、収納が足りなくなるのです。
当時は、何の考えもなしに、収納を買い足していました。そしてあるとき気づくのです。
「こんなに部屋が片づかないのは、私に片づけるセンスがないから?」
収納上手と片づけ上手は全く別物
片づけるセンスがないから、収納上手な人たちのアイデアや工夫をどんどん取り入れようと頑張ってみます。
狭い空間を利用して、収納場所を作り、更に収納を置く場所がないから、突っ張り棒を使って、ものを吊してみたり。
それで、収納テクニックや工夫により、一時的には片づいたように見えます。いかんせん、欠点は、すぐに散らかってしまうということ。
もう、それは、私が絶望的なまでに収納センスがないせいだと諦めてしまいました。
しかし、実際に色んなことを知ってみると、収納上手と片づけ上手は全く別物で、収納と片づけの意味も全く違うというのに気づきました。
収納は、ものの定位置を決めて仕舞うこと。
片づけは、不要な物を処分すること。
まずは片づけが先で、収納はその後。
私は片づけができない(不要な物を処分できない)のに、不要な物まで押し込める収納テクニックを探していたのでした。
収納のゴミ箱化への道を進んでいませんか?
結果的にうちの場合、収納は、捨てられないものを押し込めるゴミ箱になっていました。
高かったけど似合わない洋服とか、使ってみたけど思ったのとは違った物とか、読み終わらないのに次々に買い続ける本とか。
そういうものをすぐにゴミ箱に捨てるのは、人として忍びない。だから収納に押し込んじゃえという発想だったのです。
収納がゴミ箱になっていたと気づいたのは、片づけの最中でした。
ほとんど利用していない収納の中身を確認すると、あったことすら忘れて何年も牢獄に入れられたかのような不用品がどっさり出てきたのです。
彼らに罪はないのにね。ゴメン。
それらの不用品と一緒に、その不用品が入っていた収納も不要になりました。
それで、ようやく私は学びました。
「収納を増やしたい」と思ったタイミングが、実は断捨離のサインだったと。
収納を買い足すのは、処分する決断を先延ばしにしている逃げに過ぎない!
今では、収納から断捨離する勢いでものを処分しております。こちらの記事にその詳細を書いております。⇒ものを減らす最短ルートは収納ごと捨てること。捨てる作業がサクサク進む方法とは? - シンプルライフ物語
こんなに酷い状態になる前に、断捨離をしておくべきでした。使っていないものは収納をかまさないで、捨てる。
これがまっとうでシンプルなやり方です。
収納を買い足すのは、処分する決断を先延ばしにしている逃げにしか過ぎないのだ、と自分に言い聞かせて、必死に断捨離しています。
こんまりさんの片づけで片づけた経緯はこちらの記事にあります。⇒こんまりさんの「人生がときめく魔法の片づけノート」を実践、「トキメキ」が無くてもできた!レポートのまとめ - シンプルライフ物語