収納が増えすぎた物置部屋、
まずは収納棚ごと断捨離しようと先日から開始しました。
そんな中、町田貞子さんならどうやって「収納」するのだろう?と町田さんの「暮らし上手の家事ノート」を読んでみたところ、
久々に顔面パンチを食らったような激しい衝撃を受けました。
それは、収納と家計簿に触れた一行。
【スポンサードリンク】
町田貞子さんの「暮らし上手の家事ノート」は、シンプルの極みだった
町田貞子さんをご存じない方のために、簡単にご紹介しておきます。
町田貞子さんは、長年の主婦経験の中で、家事のムダを省くことを徹底的に考えて、ムダのない生活スタイルを確立した方です。その哲学は、「人生みな整理」という口癖に反映され、生活のあらゆるムダを省くことを徹底して極めました。そこで生まれたのが、町田さん流の「整理学」です。
ご存命中は、日本ハウスキーピング協会の澤一良氏と交流があり、町田さんの「整理学」としてのノウハウは、現在の整理収納アドバイザーのテキストの大元にもなっています。
40年以上前、町田さんは、今の日本を予言されて、このように仰っています。
「日本人はこれから家にものが溢れて大変なことになるよ」
先を見通す目もお持ちだったようです。
町田さんと有名人との関係で言えば、元キャスターの木元教子さんの実のお母さんにあたります。
さて、そんな町田さんのお考えをたどれる「暮らしの家事ノート」を読み、最初のページにある「まえがき」をざっと拝読。出てきた一文に激しく衝撃を受けたのでした。
その衝撃的な一文とは次の通りです。
「家計簿の項目は、収納コーナーの項目と同じ」
ここ良いですか?
家計簿の項目、食費とか、教育費とかありますよね。
けっこう、市販の家計簿に付いている項目をそのまま利用したりしていませんか?
しかし、町田家では、あの家計簿の項目と、収納コーナーはイコールだったそうです。
具体的には、
町田家では、13の収納コーナーがあり、それは、「副食コーナー、主食コーナー、調味料コーナー、洋服コーナー、交際コーナー、教養コーナー、娯楽コーナー、保険コーナー、掃除コーナー、手仕事コーナー、職業コーナー、公共コーナー」。この収納のコーナーは家計簿の費用とまったく同じなのだそう。
家事を、ものとお金をトータルに運営していく上で、これほど効率の良いやり方はないのでは無いか?と言うほど洗練されています。
収納の中身は全てお金が関わってきているからです。
わが家の収納とお金
ムダな収納棚を抱え込み、どうやって減らしていこうかと頭を悩ませているわが家にとって、町田さんのやり方はとても耳の痛いお話です。⇒ものを減らす最短ルートは収納ごと捨てること。捨てる作業がサクサク進む方法とは? - シンプルライフ物語
収納棚を含めて、その中に収まっているものは全てお金と引き替えに手に入れたもの。使わずに、収納してしまったがゆえに、そのものを生かし切れずに持てあまし、死蔵品にして、最終的にはゴミとしていました。
なんて酷いことをしているのでしょう。
収納棚とその中身を捨てることはお金をゴミとして捨てているようなものだからですね。
「収納棚からお金がダダ洩れてしていた」ということです。
管理できないものは買わないに尽きる
ここまで徹底されると、ムダなものは買わないに尽きると思います。
捨てることで、これまでの自分自身のお金の使い方を改め、更に手に入れたものは使い切る。
収納棚を捨てながら、お金を捨てているというイメージを頭に叩き込んで、同じ失敗を二度としないように財布の紐はキツく縛っておかないといけないと心に誓いました。
来年の家計簿は、費用項目と収納コーナーを一致させて、合理的な家事運営を極めていきたいなと新年への決意を新たにするのでありました。