「まだ使える」
「いつか使う」
物をなかなか捨てられず、片づけができない、「もったいない精神の塊」のような私にとって、「捨てる」ことは、「罪」に匹敵するほどタブーな行為。その感覚を持ちながら、断捨離を行うことは、正直、とても心が痛みます。
その言い訳が、「まだ使える」「いつか使う」
そして、「うちの子どもが将来使うかも」
そんなことを理由に何年も使っていない物を放置していたところ、家がどんどん物置化。物に圧迫されてストレスを感じるほど酷い状態になってしまいました。
「このままではいけない」と思い続けて数年。やっと先月、重い腰を上げて、こんまりさんの片づけ本を片手に片づけを始めました。
それでもやっぱり捨てるのには抵抗があります。
そんな私がやったことは?
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まず、買取業者で買い取ってもらえるものは、できるだけ売りました。
古着を買い取り業者に送った時の詳細の記事です。
小物の不用品を買い取り業者に送った時の詳細の記事です。
たいした金額にはなりませんでしたが、誰かに使ってもらうことで、「捨てる」よりも、気持ちが楽に。「捨てる」と言うよりも、「売る」とか「誰かに使ってもらう」という方が、抵抗なくものを手放せます。
しかし、不用品全部を買取業者が引き取ってくれるわけではありません。
ほとんどの買取業者では、定価が千円以下のものは、「新品」「未使用」でも買い取りません。
*定価1000円以下で買取業者に引き取ってもらえない「未使用」のものたち
そこでとても困っていたところ、「寄付をする」という選択もあることに気がつきました。
試しに検索で「不用品 寄付」「バザー 寄付」「バザー 寄付 募集」などのワードで調べてみると、色んな団体が出てきました。
そういったところは、「文房具」「雑貨」「日用品」の寄付を求めています。
定価の制限もありません。
100均で買ったものでも引き受けてもらえるようなのです。
「寄付」なら全く抵抗がありません。
私のような「捨てる」ことに「罪」を感じているなら、「買取業者に売る」ことや「寄付をする」ことでソフトにものを手放してみませんか?
まだ使えるものを捨てる、使い切らずにゴミに出すのは非常に心が痛みますが、「誰かに使ってもらう」という視点で見てみれば、今後、断捨離も片づけもサクサクと進むのではないかと思っています。
大量生産と大量消費の犠牲になるのはもうゴメン
「経済成長」という使命のもと、企業は大量にものを作り、一般家庭に売ります。一般家庭は安くものが手に入るから、気楽に買って家の中に持ち込みます。
売るためのものを企業は機械を24時間フル稼働させて作ります。
しかし、使う側の人は、24時間フル稼働でものを使うなんてムリだから、家には使われないものが大量に溢れていく。
機械がガガがーと作ってばらまいているものを、「安いから」「お得だから」って言う理由でもう買っちゃいけない、と漸く気づきました。
大量生産と大量消費の犠牲になるのは、家にあるる使われることの無かったものたちと、自分の心だから。
買取業者に買い取ってもらうことや寄付することは、その場しのぎの小手先のテクニック。
理想は、本当に必要なものを手に入れ、トコトン使い切る生活。
ものが主役で無く、自分が主役な暮らし。
経済成長のため、自社の売上のために煽る企業の策略に巻き込まれちゃいけないなと心を改めた次第です。