シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

子どもの思い出の品を断捨離するコツ。「捨てない」「捨てられない」の執着を手放すポイントとは?

子どもの思い出の品には、2つの意味あいがあります。
1つは、子どもにとっての思い出の品、
もう一つは、親にとっての思い出の品です。

その思い出の品が誰にとっての「思い出」なのか?

によって、やり方が違ってきます。

それぞれのやり方を、今回子どもの思い出の品を断捨離した事例から見ていきましょう。

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子どもにとっての思い出の品を断捨離した事例

リビングの一角に、子どもにとっての思い出の品が堆積していた場所があります。

ビフォーの状態


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小学校の頃に使っていたものがほとんどで、ランドセルやら絵の具セット、ボードゲームなどのおもちゃ類などです。

現在子どもは中学2年生なので、とっくに捨てても良いのに「捨てないで」「取っておく」と頑なに捨てさせてくれませんでした。

うちの子は、私と同じ「捨てられない」性格の持ち主。

今回は難航するかも???

と身構えておりました。

しかし、思い出の品の断捨離をする前に、クローゼットと勉強机の周りを片づけて「捨てる」体験は成功済み。

子どものクローゼットを断捨離したビフォーアフターはこちらの記事にあります→

中学生女子のクローゼットを片づけ、ビフォー&アフター公開!洋服を捨てる基準とは? - シンプルライフ物語

子どもの勉強机の周りを片付けたビフォーアフターはこちらです→

勉強机の周りを片づけ、ビフォー&アフター公開!勉強に集中できる収納とは? - シンプルライフ物語

「次はここだよ(思い出の品が堆積している場所)」と事前に告げていたお陰か、前向きに取り組んでくれました。

まず、片づけのセオリー通り、堆積物を全部出し。

全部出し


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今回、子どもにさせた判断基準は、

「使う」か「使わないか」の二択。

更に、「使わない」ものの中から、「取っておきたい」のか「取っておきたくない」のかを更に選別させました。

そして、「もったいない」と思うようなものは「誰かに寄付する」からという逃げ道を作ったところ、どんどん作業が進みました。

残すもの

絵を描くのが趣味なので絵具セットやデッサンに使う人形、自分が小学校の低学年の頃に書いた絵を取っておくことに。
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捨てることになったもの

使わないものは捨てると、あっさりあれほど「捨てたくない」と拒んでいたランドセルも手放すことができました。

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寄付するもの

この中から、きれいなものを選んで寄付します。
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アフター

何もない神々しい空間が出現しました。
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ここにあった棚は一体どこに?

*答えはこの記事の最後にあります。

子どもの思い出の品を断捨離する3つのポイント

ポイント1.思い出の品を捨てる前に、練習をしておく

こんまりさんの片づけの本でも、「思い出の品」を捨てるのは一番最後になっています。それだけ捨てるには、ハードルが高く、あっさりと捨てられないものです。
そのため、最初から「思い出の品」に着手させるのでは無く、「洋服」や「小物」など他のもので練習をさせておくと「捨てる」ことに対して免疫力がつきサクサク進むようです。

ポイント2.「使う」「使わない」で選ばせる

現在使うのかどうか?
という基準で思い出の品を見ると、ほとんどが使わないものになります。

そうなると、これまで「取っておきたい」と思っていたものでも、「使わないから捨てても良いかも」と、捨てられない執着が緩みます。

ポイント3.「使わない」ものは更に、「取っておくもの」と「捨てるもの」を選ばせ、その間に「寄付する」というクッションを置く

「使わないもの」に選別されたものでも、思い出のランドセルや卒業アルバムや小さい頃に書いた作品、まだ使えるゲームなどがあります。

これらは、どうしてもまだ持っていたいものだけを残し、まだ使えるゲームなどは「寄付する」というクッションを置くことで、「捨てる」ハードルが低くなり、手放せたようでした。

親にとっての子どもの思い出の品の断捨離のコツとは?

子どもにとっては別にどうでも良いのですが、親にとってどうしても捨てられない思い出の品が出てきました。


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これは、子どもが1歳の頃に保育園に預けた頃の記録。

当時の私のわがままで「どうしても働きたい」という思いが強くなり、泣く子をムリヤリ保育園に預けて働いていました。

結局、子育ても仕事も家事も回らず、子どもを含め、家族には大迷惑をかけただけだったのですが、その時の家族への懺悔の気持ちを忘れないように残していました。

結局、これは、子どもが社会人になるまで、取っておくことにしました。

その理由は、これを見て謙虚な気持ちを忘れないようにしたいと思ったからです。

色々ありますから。。。

親が子どもの思い出の品を断捨離する基準

子どもの思い出の品はどれもこれも懐かしく、全部取っておきたい。

しかし、全部取っておいたら、邪魔になるし、日常生活に支障をきたします。毎日思い出に浸っている時間もありません。

残す基準があるとしたら、

「その思い出の品が「今」の子育てに生かせるかどうか」

これだけだと思います。

子育てしている中で、腹の立つことや子どもを憎らしく思うことがあっても、「子どもを許せるツール」として今の子育てに使えるものは取っておくと役に立ちます。

うちは、反抗期のまっただ中ですから、「クソババア」扱いされたり無視されたり、毎日腹が立つことの連続。

だから、小さい頃の子どもの思い出の品には随分助けられました。

子どもの思い出の品の断捨離のコツは、「今」へのエネルギーに変換できるかどうかで判断しよう!

子どもの思い出の品は、なかなか捨てにくいものではありますが、
子どもにとっても親にとっても、それが「今」を生きるためのエネルギーに変換できるかどうかがカギになると思います。

それがあることで、
「今」、役に立つツールとして使いこなせるのか?
「今」をもっと輝かせられるのか?
「今」を乗り越えられるのか?

を基準に考えてみてはいかがでしょうか?

力強く生きる「糧」になることが、思い出の品にとって最も喜ばしいことではないかと思うのです。

 

あなたはどう考えますか?

 

*思い出の品を溜め込んでいた棚は、子どもの勉強机の横に移動させ、新しい役割を与えました。


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